小・中学校の連携を図る特別支援教育の充実に向けて

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○ 教育的配慮に関するアンケートの概要
アンケート実施の目的

(1)

 

通常学級の担任等が、学級に在籍している学習や生活面で気になる子どもの指導や配慮としてどのようなことを行っていけばよいのかについて、具体的な支援内容についての調査を行う。小学6年生と中学1年生の学級担任が、例示された支援を実施する際の難易度と実施状況を把握する。小・中学校別に支援内容についての難易度を把握することで、校種による取り組みやすさの違いを知ることができると考える。また、小・中学校別の支援の実施状況を知ることで、校種をまたぐ支援の継続状況を知ることができると考える。

この調査を通して、小学校と中学校の間に生じる気になる子どもへの支援に対する意識の違いや取り組みの問題点を明らかにして、小・中学校の連携を図ることができるための具体的な支援の提案を行うこととする。


(2)
「気になる子ども」については、以下のように考える。
発達障害(LD・ADHD・高機能自閉症等)の診断を受けている児童生徒
○  学習場面や生活場面において、発達障害のある生徒が抱える困り感と似たような状態を示す児童生徒
通常学級の学習において何らかの特別な配慮を必要としている児童生徒
 
調査対象

 

県内全小学校の第6学年の学級担任(各学校1名)

県内全中学校の第1学年の学級担任(各学校1名)

実施方法
(1)
  各学校において任意の1名が回答する

  (ただし、学級に気になる子どもがいない際には、「該当者なし」で回答する)

無記名の質問紙調査

調査時間としては、約15分を設定

(2)
  1つの支援に対して「実施の難易度」は4件法、「実施状況」は3件法で回答

具体的な支援内容は66項目※アンケートの詳細(PDF)はこちらへ    (Excelファイル)はこちらへ

主な支援内容とその結果は以下の通り。

実施時期
 

平成20年11月14日〜12月5日


回答数

(1)

 

(2)

小学校 (有効回答率:64.6%)

 175校より回答があり、気になる子どもが在籍する学級担任の回答が113校よりあった。

中学校 (有効回答率:78.5%)

 93校より回答があり、気になる子どもが在籍する学級担任の回答が73校よりあった。

参考文献
(1)

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 平成15年度〜平成17年度 プロジェクト研究

『小・中学校に在籍する特別な配慮を必要とする児童生徒の指導に関する研究』

 

 



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最終更新日: 2010-03-23