小・中学校の連携を図る特別支援教育の充実に向けて

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○ 1年次における研究の成果
中1生活・学習アンケート(生活学習調査)の実施における成果
(1)
 中学1年生の学校生活に対する意欲と不安を知ることができた。
 ほとんどの生徒が中学校での生活を楽しみにしている。その一方で、学校生活からくる緊張や疲れを感じている生徒が多い。また、友達関係においては、新しい出会いに期待し、多くの友達をつくりたいと感じている。ただ、中には、自分の思いや考えを相手に伝えることの苦手さを抱えている生徒も少なからずいることが分かった。
 

(2)

 中学1年生の学習に対する意欲と不安を知ることができた。
   ほとんどの生徒が中学生になったことで、自分なりに学習に意欲的に取り組もうとしていることが分かった。ただ、「読む」「書く」「話す」「聞く」など学習に必要な能力に苦手さを抱えている生徒がいることも分かった。また、テストや高校受験への不安を抱えている生徒が多くおり、それに向けての支援の必要性を感じた。
 
教育的配慮に関するアンケート教育的配慮調査)の実施における成果
(1)
 気になる子どもへの教育的配慮に関して、小・中学校の指導者が支援を実施する際の難易度を知ることができた。
 気になる子どもへ支援をする際の具体的な支援内容を66項目設定し、指導者が実施する際の難易度を調査した。小・中学校別に集計を行ったことで、小・中学校共に実施することが易しいと感じられる内容や、難しいと感じられる内容を明らかにすることができた。すべての支援内容が、気になる子どもにとっては学習や生活する際に有効なものである。今後は、小・中学校において実際に支援を実施し、その際の留意点等を明らかにしていく必要があると感じた。
 
(2)
 気になる子どもへの教育的配慮に関して、小・中学校の指導者の実施状況を知ることができた。
   気になる子どもへ支援をする際の具体的な支援内容を66項目設定し、現在の実施状況を調査した。小・中学校別に集計を行ったことで、共通して実施状況のよい支援内容や実施状況のよくない支援内容を明らかにすることができた。また、小学校ではよく実施されているが、中学校においてあまり実施されていない支援内容があることも分かった。今後は、より多くの支援内容を小・中学校で共通して実施し、その効果を明らかにしていく必要があると感じた。
 

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最終更新日: 2010-03-23