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小・中学校の連携を図る特別支援教育の充実に向けて

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○ 中1生活・学習アンケートの個人別表の見方
個人別表の全容

 

   
  右上に性別と番号を入力すると、その生徒の回答状況から見られる「中学校生活の満足度」と「学習で苦手なこと」をレーダーチャートで把握することができます。
   
個人別表の見方
(1)
生活満足度のグラフの見方
 
  「中学校生活の満足度」が分かります。
  グラフ中央の補助線よりも外側に広がっているほど、その項目において「満足な状態」にあると考えられます。また、内側に偏ったグラフになっている場合は「不満足な状態」にあると考えられます。

左の生徒の状態を考えた場合、補助線より内側にある項目が多いことから、全般的に学校生活に対して満足していないと思われます。特に、学習面において満足していないと思われます。

(2)
学習で苦手なことのグラフの見方
 
  学習での「苦手なこと」「得意なこと」が分かります。
 グラフ中央の補助線より外側に広がっていると 「苦手さ」があります。また、内側にしぼんでいるほど「得意」であると考えられます。

左の生徒の状態は、全体的に外側に広がっていることから、学習の全般にわたって苦手さを抱えていることが分かります。中でも「読むこと」、「話すこと」、「数・図形」の領域において苦手と強く感じているようです。そのため、思ったように学習したことが身に付かなかったり、うまく言葉として表現できずに困っていたりすると思われます。

 
【学習で苦手なことにかかわる質問内容】
書くこと

字を書くこと

黒板の字をノートに写すこと

聞くこと

授業中、先生の話や説明を聞くこと

人から聞いた説明や頼まれたことをしっかりと覚えておくこと

読むこと

教科書などの文章を読むこと 

国語の文章を読んで、問題に答えること

話すこと

いやなとき、あばれたり、大声を出したりせず、自分の気持ちを伝えること

自分の言いたいことを相手に分かるように話すこと

数・図形

数の計算をすること

図形の勉強をすること

集中  授業中、自分の席に座っていること
かかわり  みんなと一緒にあそぶこと
   
個人別回答資料の見方

 

   
  右上に性別と番号を入力すると、その生徒の設問ごとの回答状況を把握することができます。
 
 ※Excel集計ファイル(tyu1_anketo.xls)の「個人別回答」シートです。
 

個人別回答資料では、生徒の一人一人の回答状況を見ることができます。個人別表において満足度の低い項目において、各設問をどのように回答をしているのかを知ることで、それに応じた対応を行うことができます。

例えば、左の回答からは、本人は勉強するように努力していると思っているけれども、学習の進度が速いことについていけないことや、教科によって先生が替わることに慣れていないことなどの不満をもっており、読むことや説明などを覚えておくことに強い苦手意識があるということが考えられます。

 

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最終更新日: 2010-03-23