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小・中学校の連携を図る特別支援教育の充実に向けて

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○ 気になる子どものとらえ方
気になる子どもとは
  本研究では、以下のような子どもを、気になる子どもと考えます。
 

 発達障害(LD・ADHD・高機能自閉症等)の診断を受けている児童生徒

 学習や生活場面において、発達障害のある児童生徒が抱える困り感と似たような状態を示す児童生徒

 通常学級の学習において何らかの特別な配慮を必要としている児童生徒

気になる子どもの様子
(1)
学習面で見られる子どもの様子
教科によって、授業中の取り組み方の差が大きい。
授業中、他の事に気が散って課題に取り組めないことが多い。
授業中の課題の手順が分からない。
好きな活動はするが、嫌いな活動には取り組まもうとしない。
話し合いのときなどに、人の意見に耳を傾けず、自分の意見ばかり言う。
授業に必要な学用品や教科書などの準備や整理整頓が手際よくできない。
授業や集会などのときに、教室等から出て行く。
授業中の課題を時間内に仕上げられない。
授業や集会などのときに、じっと座っていなかったり、立ち歩いたりする。
学力が低く、授業について行けない。
授業の途中や休み時間に、保健室等によく行く。
授業や集会などのときに、周りの子どもに話しかけたり、ちょっかいを出したりする。
グループでの活動や話し合いなどのときに、自分の意見や考えを言えない。
教科によって、参加しない授業がある。
グループでの活動や話し合いなどをしようとしない。
授業や集会などのときに、突然大声や奇声をあげる。
教師の説明の意味が分からない。
授業中、みんなの前で自分の意見や考えを言えない。
授業や集会などのときに、勝手に発言したり、授業に関係ないことを発言したりする。
   
   
(2)
生活面で見られる子どもの様子
ちょっとしたことで大声を出したり、泣いたり、暴れたりする。
集団場面での表情や動きがかたい。
基本的な約束事を守らない(遅刻、提出物や宿題忘れ)。
集会や集合などのときに、自分の列に並ぼうとしない。
他の児童・生徒との活動に協力しようとしない。
順番が守れない。
行事の当日の活動に加われない。
グループ決めの際に、一人になることが多い。
給食のときに、周囲の子どもと話をせず、黙々と食べる。
行事の準備や練習に加われなかったり、参加しても練習をしようとしなかったりする。
休み時間等の自由に話をしていい時に、一人だけ黙っている。
保健室や相談室など教室以外で過ごすことが多い。
給食当番や係活動など、自分がやるべき仕事をしようとしない。
掃除の時間に、掃除をしなかったり、掃除場所に行かなかったりする。
他の教室や運動場等に移動するとき、一人で行動することが多い。
登校してもすぐには教室に入れない。
   
   
(3)
友達関係で見られる子どもの様子
周りの子どもから避けられている。
自分から友達や教師に話し掛けない。
友達とのけんかやトラブルが多い。
友達の中に入れずに、一人になることが多い。
友達から話し掛けられても答えない。
周囲の子どもと話が合わない。
特定の友人としか話をしない。
同学年の子どもと遊ばず、他学年の子どもとかかわることが多い。
友達とかかわるより教師とかかわることが多い。
学校で、一人でいることが多い。
   
   
   

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最終更新日: 2009-03-23