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小・中学校の連携を図る特別支援教育の充実に向けて

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○ 教育的配慮に関するアンケートの《見ることに関する支援》
25
ポインタや指示棒を利用して、黒板に注意を向けやすいようにする
支援の概要
 今、話していることやノートに書かなければならないことが、黒板のどこに書いてあるのか分からない子どもに対してポインタや指示棒を利用する。これは、子どもが注意を向けやすいようにするものであるので、ポインタや指示棒だけでなく、チョークで線を引いたり、線で囲ったり、磁石でマークを付けたりするなど工夫してもよい。
 
 
 
支援の難易度
 
 
支援の実施状況
 
 
26
視覚的な手がかり(具体物、写真、絵など)を使って教える
支援の概要
 聞いただけでは、事物のイメージ化が難しい子どもや、視覚的情報であっても抽象的なものでは取り入れが難しい子どもに対する支援である。具体物やそれらの写真、絵などはイメージ化を要求せず、その物を直接取り入れることができるので、分かりやすい。授業において、指示をする場合や教室内の道具の置き場等でも活用できる。また、活動の手順を提示するときに用いることも考えられる。
 
 
 
 
支援の難易度
 
 
支援の実施状況
 
 
30
課題のどこから始めるのか、どこまで終わったのかを分かりやすくするために、付せんを付けたり、シールをはったりするなどの目印を付ける
支援の概要

多くの情報が視覚的に入った場合、どこを見てよいか分からない子どもに対する支援である。始まりや終わりが分かることで見通しがもて安心して取り組める。始まりや終わりのところに印をつけるということである。付せん、シール、「 」、色ペンなどの方法が考えられる。その他、必要な問題だけ抜き出して、別紙に書いてわたすという方法も考えられる。

 
 
 
支援の難易度
 
 
支援の実施状況
 
 
34
課題の手順、約束事、必要な物などについて文字や絵などで示し、随時確認できるようにする
支援の概要
 集中して聞くことが苦手であったり、短期記憶を苦手としている子どもに対して、伝えたい内容を簡単な文字や絵として提示し、視覚的に支援する方法である。このことによって、情報が視覚的に取り入れられ、分からないという状況を回避することができ、随時確認できることにもなる。漢字を用いる場合は、ふり仮名を付ける場合もある。
 
 
 
支援の難易度
 
 
支援の実施状況
 
 
43
予定を変更する場合は、直前になって知らせるのではなく、事前に伝え、変更後の予定を視覚的に確認できるように明示する
支援の概要
 自分の中で、活動の予定をプログラム化して、自分なりの見通しを持って行動する子どもの支援につながる。このような子どもは、突然の変更があると対処できず、パニックになったり、最初の予定通りに動いてしまう傾向がある。それらを回避するためには、なるべく早めに伝え、自分の中のプログラムを変更できるようにすることが必要である。時間割を書いたボードがあれば、変更が分かるように示すことも必要である。また、その子にとって見やすい場所(目の高さ、動線など配慮)に変更を提示し、個別に伝えることも効果的である。そして、事前に変更があり得るということを伝えておくことも必要である。
 
 
 
 
 
 
支援の難易度
 
 
支援の実施状況
 
 

63

教室前面の掲示物を減らし、すっきりさせる
支援の概要
 視覚情報が多すぎるためそれらに気をとられてしまう子どもに対して、注意を向けなければならないところに注意を向けられるようにするための支援である。目につきやすい黒板とその周囲には、その日の時間割や1週間の予定表など必要最小限のものを掲示し、子どもの作品は後方に掲示するなど工夫し、教室前面はすっきりさせる。
 
 
 
支援の難易度
 
 
支援の実施状況
 
 

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最終更新日: 2010-03-23