理科力向上サポート 中学校第2学年

単元名
本時の目標
事象
事象の様子
指導案
ワーク
シート
授業の
様子
<物質の成り立ち>

水に小麦粉を溶かしたものがふくらむのは,炭酸水素ナトリウムが熱分解することで発生した二酸化炭素によるものであるということを説明することができる。
【事象A】小麦粉と水で作った生地を加熱すると膨らまない。

【事象B】炭酸水素ナトリウムと小麦粉と水で作った生地を加熱すると膨らむ。
<物質の成り立ち>

水の電気分解を行い,水の成分は水素と酸素からできていることを説明することができる。
【事象A】空気の入ったビニル袋に火を近付けると変化が起きなかった。

【事象B】水素が入ったビニル袋に火を近付けると爆発して水ができた。
<生命を維持するはたらき>

身のまわりの果物でタンパク質を分解する酵素について調べることができる。
【事象A】デンプンに胃腸薬を混ぜてデンプンを分解させると,デンプンがサラサラになる。

【事象B】ゼラチン(タンパク質)にタンパク質除去剤(酵素タイプ)を混ぜてタンパク質を分解させると,タンパク質がサラサラになる。
   
<電流と回路>

直列回路や並列回路を組み合わせて,様々な回路を作成し,家庭の照明器具の点灯,消灯について説明することができる。
【事象A】スイッチAをONにすると電球アが点灯する。

【事象B】スイッチBをONにすると電球イが点灯し,スイッチCをONにすると電球イが消える。
   
<電流と回路>

電熱線による水の温度上昇と電力の大きさの関係を見いだすことができる。
【事象A】水300gを800wの電気ケトルで1分間加熱すると,水は30℃上昇した。

【事象B】水300gを1200wの電気ケトルで1分間加熱すると,水は43℃上昇した。
   
<電流と磁界>

磁石と銅線を用いた実験を行い,電流が磁界から力を受けることを見いだすこと。また,電流の向きや磁界の向きを変えると電流が受ける力の向きが変わることを見いだす。
【事象A】磁石上のアルミパイプに電流を流さないと,アルミパイプは動かない。

【事象B】磁石上のアルミパイプに電流を流すと,アルミパイプが動く。
   
<電流と磁界>

磁石とコイルを用いた実験を通して、磁界中の電流の受ける力の向きを電流の向き、磁界の向きと関係付けて考えることができる。
【事象A】U字磁石のN極を上にしてコイルに電流を流すとコイルは動いた。

【事象B】U字磁石のN極を下にしてコイルに電流を流すとコイルは反対向きに動いた。
※U字磁石の極は見せない。
<電流と磁界>

誘導電流の大きさは,用いるコイルの巻き数や磁石の磁力,磁界の変化の大きさによって変わることを見いだす。
【事象A】弱い磁石を巻き数の少ないコイルにゆっくり近付けると,2μAの電流が流れた。

【事象B】強い磁石を巻き数の多いコイルに素早く近付けると,20μAの電流が流れた。
   
<抵抗の大きさを考える>

20Ωの抵抗の組合せで,30Ωの抵抗を作ることができる。
【事象A】20Ωの抵抗2個を直列につなぎテスターで合成抵抗を測定すると,40Ωになる。

【事象B】20Ωの抵抗3個を並列と直列につなぎテスターで合成抵抗を測定すると30Ωになる。(抵抗をつなぎ方は見せない。)
   
<大気中の水蒸気の変化>

・大気中の水蒸気が凝結する現象は気温と関わっていることを見いだし,その温度を調べることができる。
・露点という語句を使い,気温が下がることによって空気中の水蒸気が,水滴にかわることを説明できる。
【事象A】ペットボトルをくみ置きの水に浸すと,変化はなかった。

【事象B】ペットボトルを氷水に浸すと,ペットボトルの内側が白くくもった。
   
<大気中の水蒸気の変化>

気圧と温度の関係を調べる実験結果を基に,気圧が下がることで空気の体積が膨張し,気温が下がることを説明できる。
【事象A】内部を水で湿らせたフラスコを氷水で冷やすと,フラスコ内部が白くくもった。

【事象B】内部を水で湿らせたフラスコをピストンにつなぎ,ピストンを引くとフラスコ内部が白くくもった。
   
<大気中の水蒸気の変化>

気圧と気温との関係を実験の結果から見いだし,表現することができる。
【事象A】ペットボトルを氷水で冷やすとペットボトル内の水蒸気が水滴となり白くくもる。

【事象B】加圧したペットボトルの栓を開けるとペットボトル内の水蒸気が水滴となり白くくもる。
<天気の変化>

上昇気流の発生に気団の動きが関係していることを見いだし,それによって雲が発達することを理解する。
【事象A】Aの雲は温められた空気によって上昇気流が発生してできた。

【事象B】Bの雲は,何らかの理由で上昇気流が発生してできた。