児童生徒が安心できる人間関係づくり   〜がばいシートを使って〜

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○ 研究テーマ設定の趣旨と内容

  研究テーマ設定の趣旨
   

学校で子どもたちが安心して過ごすためには、集団の中で居心地のよい人間関係をつくったり、自己存在感を実感したりすることが必要です。
  そのためには、集団の中で、子ども同士の人間関係が良好であるか、教師と子どもの関係はどうか、子ども一人一人が自己存在感を感じているかどうかを把握し、その状態に応じて適切な支援をしていくことが大切だと考えます。
   そこで本研究では、集団の状態を下記の5つの観点から把握し、その状態に応じた適切な支援を考え、実践することで、子どもたちが安心して過ごせる人間関係づくりの在り方を明らかにする研究を進めてきました。

〈5つの観点〉
 

 

 

 

     1 集団の雰囲気
     2 友達との関係
     3 自己存在感 
     4 授業への意欲
     5 教師との関係
   

自己存在感とは、生徒指導における三機能自己存在感共感的人間理解自己決定)の一つで、「集団の中で自分を価値ある存在として感じることができること(自己肯定感、有用感、所属感、成就感)」ととらえました。
  研究の内容
   
1年次の研究

 

 

はこちら
2年次の研究

集団の中で安心して過ごすには、何が必要なのかを把握するために、県内の小・中・高等学校の児童生徒に対して「安心できる人間関係づくりに関する意識調査」を実施し、分析しました。

 

「安心できる人間関係づくりに関する意識調査」結果はこちら

意識調査の結果を参考に、集団の状態を把握するためのシート「がばいシート」を作成しました。 シートは発達段階に応じて「小学校1〜3年生用」「小学校4〜6年生用」「中学校・高等学校用」を作成しました。中学校・高等学校については「部活動用」も作成しています。

5つの観点に応じた「支援のポイント」をまとめました。

集団の状態だけでなく、個人の状態を把握しやすくするために、個別シートを新たに作成し、「がばいシート」を改訂しました。

「がばいシート」に関するQ&Aを作成しました。これは、実際に「がばいシート」を使っていただいた先生方の声や質問への回答を、まとめたものです。

「がばいシート」を活用した実際の学級づくりの取り組みを、実践事例としてまとめました。

支援案のヒントとなるよう、Web上の県外の教育センター等の研究実践を収集し、校種別、観点別に分類してまとめました。


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最終更新日: 2009-03-24