本シートは、「安心できる人間関係づくりに関する意識調査」の結果を基に、「集団の状態を把握するシート」として 作成したものです。意識調査の回答数が多かった項目や、記述で挙げられていた内容を参考に、以下の5つの観点について 把握する質問項目を、それぞれ5項目ずつ、計25項目考えました。
シートは発達段階に応じて「小学校1〜3年生用シート」 「小学校4〜6年生用シート」「中学校・高等学校用シート」 を作成しました。 また、中学校・高等学校については「部活動用シート」も作成し、 所属する2つの集団(学級及び部活動)において、どのような 様子かを併せて把握できるようにしました。
年度当初からの学級づくりを意識する場合は、学級が落ち着いた5〜6月ごろに、1回目を実施してみることを お勧めします。その結果を分析して支援案を考え実践します。実践後、変容を見るために10〜11月ごろに実施します。 その他、随時、気になったときに実施することも可能です。 例えば、 ・学級(部)の雰囲気や人間関係を把握したいとき ・学級(部)内にトラブルの兆しが見られたとき ・学級(部)で気になる様子の子どもがいるとき ・学級(部)の特徴を把握したいとき などが考えられます。
「がばいシート」を実施したら、その結果を分析し、必要な支援案を考え、取り組むことが重要です。
結果を分析し、支援案を作成するに当たっては、 学級担任又は部活動顧問が一人で検討するだけでなく、 子どもを取り巻く関係者で次のような機会を設け、検討するとより効果的です。
・学年会の中で ・教育相談研修の中で ・スクールカウンセラーとの連携を図る中で ・学級担任(または部活動顧問)以外の教師との連携を図る中で など
※ このシートは、“Excel 2003”と“Excel 2007”に対応しています。
シートを改良しました。(2010/3月)