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小学校6年生 「割合のいろいろな表し方」 |
1 ねらい | |
(1) |
同じ割合でも、小数、分数、百分率、歩合など、いろいろな表し方があることを理解することができる。 |
(2) |
倍や割合を表す数がどのような場合でも、比較量=基準量×割合の式を基に考えることができる。 |
2 算数・数学の活用について |
(1) |
活用する主な既習事項 |
○小数のかけ算とわり算(5年) ○百分率とグラフ(5年) ○分数と小数(5年) ○分数のかけ算とわり算(6年) |
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(2) |
活用する力をはぐくむ授業の視点 |
ア 「○割引き」「○%OFF」等のセールの表示から代金を求めるという日常生活で子どもが遭遇 する場面の問題を設定する。「どの店で買ったらお得だろうか」という子どもが自分の問題として 考え、取り組めるものを準備する。 |
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イ いろいろなセールの表示にもかかわらず、どの店も同じ代金になることから、割合の表し方の 面白さを味わわせるとともに、各単元で学習した小数倍、百分率・歩合、分数倍は、割合を表す 方法の一つであることに気付かせ、割合の見方、考え方を深めさせる。 |
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ウ 広告等の文言を考えるといった活動を通して、割合のいろいろな表現方法を活用させるととも に、算数で学習したことが生活の多くの場面で利用されていることを実感させる。 |
3 本時の展開 |
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*指導案はこちらからダウンロードできます。![]() |
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*問題文のワークシートはこちらからダウンロードできます。![]() |
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*実践事例はこちらからダウンロードできます。![]() |
4 授業を終えて |
百分率や歩合について苦手意識を抱いている児童が多い。また、3年、4年で整数倍、5年で小数倍と百分率、6年で分数倍を学習しているが、児童にとってそれぞれの学習内容は分断されたままになっていると思われた。そこで、それらを統合する学習を組みたいと考えていた。 本授業にあたって、基準量、比較量、倍を求める際に演算決定に困難さを抱えていた児童に対し「比較量=基準量×倍(割合)」を基本に考えること、さらに百分率や歩合の表示について確実に習得する機会を設けることができた。また、割合を表す方法は数種類あり、どの表し方であっても同じ考え方で問題を解決できることを児童が理解でき、4か年の倍の学習を統合するというねらいを達成することができたと思われる。また、授業での問題場面と日常生活での問題場面を結び付けた学習問題を考える機会になったことは、教師にとっても大きな収穫であった。 |
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