時 |
主な言語活動 |
主な学習活動 |
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1 |
○ |
本文の読み取り
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○ |
文章を読み、父から私への手紙からわかる父の姿を読み取る。
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ア |
手紙の文面に表れる父の人柄と日常の様子からうかがえる父の人柄を読みとっている。【発言・ワークシート】 |
○ |
「暴君」「照れ性」「折り目正しい」「保険会社の支店長」「筆まめ」といった言葉に着目する。 |
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2 |
○ |
末の妹が学童疎開したときのことから分かる父の人柄や心情を読み取る。
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イ |
父の言動に父の優しさが表れていることに気付いている。【ワークシート・発言】 |
3 |
○ |
リライト1
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○ |
筆者の文章を父からの立場で書き換えて、父の心情を想像する。
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ウ |
立場を換えて書き、自分の言葉で父の気持ちを書き加えている。【ワークシート】 |
○ |
リライトしたものをグループで発表し合い、交流する。 |
4 |
○ |
リライト2
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○ |
末の妹を学童疎開へ出す場面を父の立場から書き換えて、父の心情に迫る。
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ウ |
自分の言葉を使って父の気持ちを書いている。【ワークシート】 |
○ |
リライトしたものをグループで発表し合い、交流する。
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5 |
○ |
主題をとらえた感想 |
○ |
作品を通して筆者が伝えたかったことをまとめる。 |
ウ |
筆者のものの見方や考え方に触れ、自分の考えをまとめている。【ワークシート・観察】 |
授業での取り組みについての考察<成果と課題> |
「学び」の方法を意識させる場の工夫 |
成果 |
モデルの文章を提示することの効果は大きかった。「立場を換えて書く」→〈人物の心情を想像する〉というように活動の目的が移っていくことに抵抗なく取り組ませることができた。 |
生徒作品を提示することで、教師のモデル文だけでなく多様な表現を学ばせることができた。また、友達がリライトした作品に対しては親近感を感じていたようで、興味深く交流活動に取り組む姿が見られ、次に取り組む課題に対する意欲を喚起することができた。 |
知識・技能を意図的に活用させる場の工夫 |
成果 |
人物の外見や言動の描写に着目することで、象徴的な事柄を読みとったり、心情を読みとったりして、人物の心境に近付くことができた。 |
続きの文を考えるということで、文体を模倣したり、心情を表現する言葉を取り入れながら書いたりする生徒も増えていった。 |
場面を変えて2度書かせたことで、2度目の方が読みが深まったという感想をもった生徒が多くいた。また、「父」になりきって心情を書き入れていくことにおもしろさを感じ、意欲的に取り組むことができたという感想をもった生徒もいた。パターンを変えるなどの工夫をしつつ、繰り返してリライトに取り組ませたことが技能の定着やより深い読み取りにつながり、生徒の自信にもなったと考えられる。 |
課題 |
2回のリライトの学習活動を経て、生徒自身の中で目標が高まっていくことがねらいであったが、教師のモデルの模倣だけに終わってしまう生徒もいた。そういう生徒に対して、模倣を許容しながら自分なりの表現に書き換えていくことで自信をもたせるように指導していく必要がある。 |
学習活動を振り返らせ、整理させる場の工夫 |
成果 |
相互評価をする時、評価の観点を明確にもたせることで、他者の意見を聞くことにも自分を振り返ることにも生かすことができた。 |