中学2年生で「視点を変えて読んでみよう」という単元に取り組んだ実践事例があります。ここでは視点を変えて読むためにリライトに取り組ませました。1年次には文学的文章「少年の日の思い出」で、人物の言動に着目させ心情を考える学習をしました。今回は、人物の言動に表れる心情を読み取ることを活用して、同じ文学的文章「字のないはがき」を父親の視点でリライトすることで、その心情に迫る学習をしました。この視点を変えるという学習は、次の文学的文章「走れメロス」においても登場人物の心情を理解する際に活用されることで、定着していくものと考えます。