将来を見据える子どもが育つ!キャリア教育のすゝめ |
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学習指導案 小学校第6学年 道徳の時間 |
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1 主題名 | |
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本当の親切 2−(2) 思いやり・親切 | |
2 資料名 | |
「泣きだした女の子」(『小学校道徳6年』大日本図書 平成3年度版) |
3 本時で重点を置いたキャリア諸能力 |
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4 大単元における位置付け |
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異年齢集団による集会活動の後に本主題(思いやり・親切)を設定することで、下級生と接した経験から本時の学習をより身近な問題としてとらえさせることができ、リーダーとして思いやりの気持ちをもって下級生に接することの大切さをより深く自覚させることができると考え、位置付けた。また、この学習が下級生に対するリーダーとしてのよりよいかかわり方について考える契機となり、異年齢集団活動の充実につながると考える。 |
5 本時のねらい |
・ 思いやりの心をもち、相手の立場に立って親切にしようとする心情を育てる。 |
6 展開 |
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過 程 |
学習活動 | 主な発問等 | 指導上の留意点 | 評価(方法) 【キャリア諸能力】 |
導 入 |
1 親切にした経験について話し合う。 |
○ だれかに親切にしたことはありますか? それはどんなときにですか? どんなことですか? |
・ 日ごろ、自分が親切だと思って行動していることや異年齢集団活動の中で下級生のためと思って親切にしていることを出させる。 |
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展 開 |
2 資料を読んで、話し合う。 (1) 前半部分 ・ 女の子の母親から会釈されたとき |
○ 女の子の母親から会釈されたとき、「私」はどんな気持ちだったでしょう。 |
・ 親切にしたと思っている「私」の心を考えさせる。 |
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・ 2回目に転んだときの母親の様子を見ているとき | ○ 女の子を起こそうとしない母親を見ているとき、「私」はどんなことを思ったでしょうか。 | ・ 母親の様子を見ている「私」の気持ちを考えさせる。 ・ 様々な反応の中から、自分の考えに近いものを選ばせる。 |
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(2) 後半部分 ・ 公園の出口へ歩いていく親子を見たとき |
○ 公園の出口へ歩いていく親子の姿を見たとき、私はどんなことを感じたでしょうか。 | ・ 「私」がしたことは本当の親切とは言えないことに気付かせる。 ・ 相手のためにと思ってしたことが、相手を甘やかすことにつながることもあることに気付かせる。 |
・ 「私」がしたことは本当の親切とは言えないことに気付くことができる。 (発言・観察) 【コミニュケーション能力】 |
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3 相手の立場に立つということが、どういうことかを考える。 | ○ 本当の親切とは、どういうものなのでしょうか。 | ・ 異年齢集団活動のアンケートの中にあった「もっと厳しくしてほしい。」という下級生の答えの理由についても考えさせ、日ごろの自分の行動についても振り返らせる。 ・ 教師の体験を基に、本当の親切とは、相手の身になって、相手がしてほしいこと、相手のためになることをすることであることが伝わるように話す。 |
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終 末 |
4 下級生の担任の先生からの手紙を読む。 | ・ 下級生のことを考えリーダーとして温かく接していることやがんばっていることを賞賛した上で、下級生にもできることは、きちんとさせてほしいという内容を伝える手紙を書いてもらっておく。 |
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