将来を見据える子どもが育つ!キャリア教育のすゝめ |
|
||||||||||||||
学習指導案 中学校第2学年 道徳の時間 |
---|
![]() |
1 主題名 | |
---|---|
労働と学習の値打ち 4−(5) | |
2 資料名 | |
「朝がくると」 (まどみちお作 『心のノート 小学校3、4年 平成18年度補訂版』文部科学省) 『いっぽんの鉛筆のむこう』(谷川俊太郎 他作 福音館書店) |
3 本時で重点を置いたキャリア諸能力 |
---|
|
4 大単元における位置付け |
---|
本時では、多くの人々の労働・仕事によって支えられて生きているということを理解させ、将来、社会の一員として、だれかを支える存在になるために学校で学ぼうという意欲を高めさせる。本時ではぐくまれた道徳的価値を、これから学習する「職場体験学習」の中で、多くの人に触れ合ったり、職業についての学習をしたりすることを通して、更に発展させていくことができると考え、本時を大単元の最初に設定した。 |
5 本時のねらい |
---|
・ 人間は、計り知れないほど多くの人々の労働・仕事によって支えられて生きているということを理解させる。 ・ いつの日か自分も社会の一員として、だれかを支える存在になるために学校で学ぼういう意欲を高めさせる。 |
6 展開 |
---|
過 程 |
学習活動 | 主な発問等 | 指導上の留意点 | 評価(方法) 【キャリア諸能力】 |
導 入 展 開 終 末 |
1 「朝がくると」の作者であるまどみちおについて知る。 2 資料「朝がくると」 を読み、( )に入ると思う言葉を考え、その理由を発表する。 3 1本の鉛筆の向こうに何が見えるか考える。 4 資料『いっぽんの鉛筆のむこう』を聞き考える。 (1)鉛筆1本を手にするまでに携わっている人たちのことを考える。 (2)いかに多くの人が携わっているかを確認する。 5 資料「朝がくるまで」に戻り、( )に入る言葉を考え、詩「朝がくるので」を読む。 (1) ( )に入る言葉を考え、その理由と共に発表する。 (2) 「ぼくが作ったのでもない」を空欄に入れ、読む。 6 「ぼく」が気付いたことを確認する。 7 3連目の意味について考える。 8 感想を書く。 9 教師の話を聞く。 |
・ まどみちおさんを知っていますか。 ・ ( )の中に入ると思う言葉と、その理由を発表してください。 ・ 1本の鉛筆の向こうに何が見えますか。 ・ 1本の鉛筆ができるまで、私たちの知らないところで働いている人はどんな仕事をしていますか。 ・ 自分の鉛筆と言いますが、あなたは鉛筆ができるまでのどこかにかかわっていますか。 ・ もう一度( )に入る言葉を考えて、その理由も発表してください。 ・ 「ぼく」はどんなことに気付いたと思いますか。 ・ 「ぼく」は何のために学校へ行くと言っていますか。 ・ 「何かを作ることができるようになる」とは「ぼく」のどういう気持ちの表れだと思いますか。 |
・ 「ぞうさん」「こいのぼり」などの童謡の作詞者であることを知らせる。 ・ ( )に入る言葉を知っている生徒がいたら、「知っていても中学2年生として学んだら、今までと考え方が変わると思います。」と言って資料に入る。 ・ 正解は言わず、生徒から出た言葉を入れて読んでみる 。 ・ 1本の鉛筆を手に持ち、生徒に提示する。 ・ 生徒にも鉛筆を1本持たせ考えさせる。 ・ 紙芝居形式で提示する。 ・ 確認しながら資料を黒板にはっていく。 ・ 鉛筆ができるまでのどの過程(仕事)が欠けても鉛筆は私たちの手に届かないことを自覚させる。 ・ 数名に発言させた後「ぼくが作ったものでもない」と板書する。 ・ 静かに淡々と読む。 ・ 「ぼく」(私たち)が多くの〈もの〉に囲まれて生活しており、その一つ一つが多くの人の労働に支えられていることを理解させる。 ・ ワークシートに書かせ、発表させる。 ・ 社会の一員としての役割を担おうと思う「ぼく」の気持ちを考えさせる。 ・ 自分の生活を見渡して、いかにたくさんの人たちに支えられているかを考えさせる。職場体験学習のことも意識しながら、役割(仕事)を誠実に果たしていくことの大切さを話す。 |
一つ一つの仕事が社会的役割を担っていることを理解する。 (観察・発言) 【役割把握・認識能力】 多くの人たちの支えがあって生活が成り立っていることを理解する。 (観察・発言) 【役割把握・認識能力】 将来、社会の一員として1つの役割を担っていく人になろうとしていることを理解する。 (観察・ワークシート・発言) 【役割把握・認識能力】 |
![]() ![]() |
Copyright(C) 2009 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved. 最終更新日: 2009-03-25 |