■ 学年別指導案の例(中学校2年生) |
1.単元名:図形と合同 |
(2)本時の学習指導過程 |
過程 | 主な学習活動 | 指導上の留意点 | 評価活動等 |
導 入 5 分 |
・ 角の二等分線の作図方法を復習する。 ・ 本時の課題について考える。 ・ 課題提示 「角の二等分線の作図が本当に正しいか 三角形の合同条件を用いて証明しよう。」 |
・角の二等分線の作図方法を思い出させる。その際,どのような図形を用いたかを思い出すように指導する。 | 【知識・理解】 角の二等分線の作図方法が理解できる。 |
展 開 40 分 |
@角の二等分線を実際に作図し,課題を解決す るために必要な「結論」と「仮定」をそれぞれ確かめる。 ・結論:∠AOP=∠BOP 仮定:OA=OB,AP=BP A証明に用いる2つの三角形を確かめる。 ・△OAPと△OBP B2つの三角形の辺と角の関係を示す。 ・OA=OB,AP=BP ・OP=OP C証明の表現を用いて,記述する。 ・どの合同条件が使えるか考える ・自分の言葉や記号を使って相手に説明する。 ・数式や記号を使って,ノートに記述する。 D証明を振り返り,証明のルールを満たしているか確かめる。 ・練習問題を解く (1) △ABCの頂角Aの外角の二等分線についても内角の場合と同じ作図方法で作図できることを証明する。 (2) 線分AB上の点Mと,AB上にない点Pがある。AM=BMかつAB⊥PMならば PA=PBが成り立つことを証明する。 |
・仮定と結論を示す過程で,作図に用いた図形の条件を具体化する中で,図形の理解を深めていけるように丁寧に指導する。 ・∠AOP=∠BOP(結論) を導くために,何が言えればいいのか考えさせ,結論の角を含む2つの合同な三角形に着目すればいいことを確認させる。 ・結論以外に明らかな条件を図中に示すように指導する。 ・「よって」「したがって」などの用語を意味を理解して適切に用いるように指導する。 ・どの合同条件が使えるかに留意するよう指導する。 ・与えられた条件を満たす図を正確に作図できるように指導する。 ・一度証明できたことがらは,条件を変えない限り使ってよいことを知らせる。 |
【表現・処理】 証明用語を適切に用いることができる。 証明のルールに基づき,必要な条件を示し,簡潔かつ論理的に証明することができる。 【知識・理解】 証明を行うことの意義が理解できる。 |
ま と め 5 分 |
・いろいろな図形の作図方法が論理的に証明できることを通して,証明のよさを確認する。 |
・今後につながる内容であり,自分で条件をきちんと整理しながら,論理的に根拠を示すことの重要性を確認させる。 | |
■ 他学年の指導案↓ |
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