技術・家庭科(家庭分野) 〜課題選択学習を取り入れた食生活指導の工夫〜
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研究テーマ
「学習意欲を高め,主体的に課題解決に取り組む生徒を育てる技術・家庭科学習指導法の工夫」
              〜課題選択学習を取り入れた指導〜
研究テーマ設定にあたって


 生徒が望んでいるような授業のスタイル@〜D(先行研究による)では,多くの生徒は意欲的な学習態度を示しています。つまり,生徒の学習意欲は,「自分の役に立ちそうだ,解決してみたい」と生徒の実態に合う学習課題に向き合ったとき学習活動そのものが生徒にとっておもしろく,心地よいものであるとき学習成果を自分で確認したり,表現したりして「できた」という実感を伴うときに高まると考えます。
 この学習意欲は,問題解決的な学習の基盤となり知識や技能の習得を可能にしていきます。さらに,学習の成果として得た成就感や創造力,自己肯定感(学習を振り返った時に成長した自分に気付くこと)が,「自分でやってみよう」という実践意欲を強くしていくと考えます。こうして得られた実践力こそが技術・家庭科で求める究極のねらいと言えます。
 この研究では,
実態に合致した学習課題に向き合ったとき生徒の学習意欲が高まるという点に着目し,生徒の実態に合った学習課題づくりと,「課題選択学習」を取り入れた授業展開はどのようにすればよいかを探ることにしました。
課題選択学習とは?
 課題選択学習とは,文字どおりいくつかの課題の中から生徒が課題を選んで学習していく方法です。自分はどの課題を選ぶのか,課題選択に当たっては,生徒の意思決定が必要となり,生徒の個性が生かされるものと考えます。生徒の実態を考慮して,課題意識を十分に高めたところで課題を提示すれば,生徒は主体的に課題を選び,意欲的に課題解決ができるのではないでしょうか。
 本来,技術・家庭科では生徒が主体的に課題設定し,課題解決していくという学習展開が基本ですが,学習内容や時間の制約によっては,それが困難な場合もあります。また,課題把握の段階で画一的な課題を与えてしまい,生徒は受身になってしまうという場合もあるようです。これらの問題点をこの課題選択学習によって解消していきたいと思います。
研究の実践を紹介します
課題選択学習の授業の流れ(授業のポイント・教師の支援と評価について)
事前調査の結果と考察(中学2年生の食生活について調査しました)
授業の実践(食生活の指導における実践)
 栄養に関する学習指導計画の工夫(課題意識を高める指導計画・ワークシートなど)
 食生活の導入授業(食生活学習への関心を高める授業を提案します)
 献立作成の授業とその成果(課題選択学習を取り入れた授業を検証しました)
他の課題選択学習の事例(授業の流れやワークシートの紹介)
   例1 ひき肉の調理(調理題材を選択課題とした学習)
 例2 弁当の献立作成と調理(発展的な内容での課題選択学習)
   例3 住まい方の工夫や問題点に関する調べ学習(課題分担型の学習)
研究のまとめ
   研究の成果と課題               検証授業の成果はこちらです

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