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住生活

室内環境の整備と住まい方  内容A(4) − 関連項目 内容B(4)イ

 家族が健康で快適に住まうためには,室内を衛生的な状態にする必要があります。そこで,室内の汚れの点検や清掃の工夫,清掃方法を改善させることにより,住まいは少しの工夫で清潔にすることができることに気付かせ,快適な住まい方を実践できる力を身に付けさせたいと考えました。さらに,住居用洗剤による人体や環境への影響も問題になってきています。そこで,人体に安全な環境に配慮した清掃の方法を知ることも重要であると考え,「エコ・ピカ名人」という単元を組みました。この中で,学習への意欲を高めるために,教材の提示の工夫や手軽な清掃用具の製作などを取り入れました。製作物は身近な材料で簡単に製作でき,すぐに使えるものにしました。また,家庭で使うものを各自で選択させることにより,意欲的に取り組むことができ,実践へも結び付けやすいと考えました。
製作教材
アクリルたわし
作り方【PDF】
すきま掃除棒
作り方【PDF】
プチはたき
作り方【PDF】
ハンディモップ
作り方【PDF】
ペットボトルを利用した編み機で編みます。編み機の羽の数を偶数にすると出来上がりが輪になっていきます。 衣生活で授業で扱った着なくなった服を利用したものです。服を最後まで資源として活用することにつながります。
ポリプロピレン製のひもを細かく裂いたはたきです。 針金ハンガー・アクリル毛糸を利用したものです。
活動支援教材
セロハンテープによる汚れの収集 洗剤見本
室内の汚れを実感させるためにセロハンテープで汚れを収集させました。 表示を確認する必要性を理解させるために,合成洗剤・研磨剤・漂白剤の洗剤ラベルを作りました。容器はペットボトルを再利用しています。


授業の実際
題材 エコ・ピカ名人になろう       
  〜中学1年生で実施(平成19年10月実施)〜              
指導案はこちら
教材  製作教材(アクリルたわし・ハンディモップ・プチはたき・すきまそうじ棒)  洗剤見本
ねらい ・室内の汚れに関心を持ち,進んで清掃に取り組む。
・汚れの種類や材質(場所)に応じた清掃や健康や環境に配慮した清掃を考えことができる。
・汚れの種類や材質(場所)に応じて,用具や用剤を安全に取り扱いながら実践できる。
・清掃の必要性に気付き,汚れの種類や材質(場所)に応じた具体的な方法を理解する。
指導計画 時配 主な学習事項(学習課題) 教師の主な支援
ピカ・名人の秘密を探ろう
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・汚れの観察や清掃の失敗例を参考に,汚れの種類や材質に応じた清掃が必要であることを確認する。
・安全に使用するための表示の見方を,洗剤見本を用いて説明する。
エコ・ピカ名人への準備をしよう
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・合成洗剤の使用による健康への影響を例示し,身近な材料を使った清掃用具や自然のものでも汚れが落ちることを伝える。
・動画や見本を用いて,製作過程を示す。
エコ・ピカ名人になろう
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・環境に配慮した清掃でも汚れが落ちることを,製作した用具で実際に清掃することにより確認し,実践への意欲付けを行う。




成果と課題
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