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家庭生活に関する事前調査の結果    (対象:授業クラス 1年 36名 2007年6月実施)
 結果1 「家庭科に関する意識調査」について
 この結果より,家庭科の授業は毎日の生活や将来の生活のために役立つと感じ,大切だと思っていることが分かりました。 また,実験・実習・製作が多いから楽しいと思っている生徒も8割近くいることも分かりました。生活する中で疑問に思うことを授業の中で解決していくことは楽しいと感じている生徒は半数以上おり,その理由として「自分でできるようになったから」「すぐに役立つから」という回答が多くありました。これらから,学習したことによる達成感や成就感を得ていることがうかがえます。

 結果2 「家庭での衣と住に関する仕事をどれくらい行っているか」について
  

  
・<家の掃除>では,週に1回程度行っている生徒が最も多く,掃除場所としては自分の部屋という回答が多くありました。これは,「自分が使っている部屋だから自分で掃除をしなければならない」という思いがあるようです。一方で,時間がない,家族がしてくれるという理由からあまりしないという回答も見られました。また,清掃方法として「特に気を付けていることはない」という回答がほとんどでした。
・衣に関する仕事では,「家族がするから」という理由であまりしないと答えた生徒が半数以上いました。また中には,「めんどうくさい」や「洗濯機やアイロンの使い方がよく分からない」という答えもありました。<衣服の補修>に関しては,その仕事の必要性を感じていないようでした。


 結果1結果2から,まず学習の必要性を実感させ,体験を伴った学習活動(実験・実習・製作)を行えば,生徒が意欲的に取り組むことができ,達成感や成就感を味わわせることができると考えました。その際,生徒が手軽に取り組むことができ,グループでの活動など互いに学び合う場を設けることで更に知的好奇心を喚起させることができると考えました。

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