中学校 技術・家庭科(家庭分野)

  


<第1時>
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本時の題材 ピカ名人の秘密を探ろう
ねらい 清掃の必要性に気付き,汚れの種類や材質に応じた清掃方法を理解することができる。
授業の実際 過程 学習活動 教師の指導・支援 評価・資料
課題の把握 @教室内や自分の住まいの汚れを確認し,清掃の必要性を理解する。
 ※被服室内で収集した汚れ
  ・床−糸くず・ほこり・砂
  ・黒板下−チョークの粉
  ・窓−手あか


<汚れの分析>
A本時の学習目標を把握する。
ピカ名人の秘密を探ろう!
    (清掃方法を考えよう)
 ・「ピカ名人」とは,掃除をきれいにする人であることを知る。
・汚れた換気扇を示し、油とほこりで汚れていることを伝える。
・セロハンテープを使い教室内の汚れを収集させ,視覚により汚れの実態を確認させ,学習の動機付けを行う。

・プレゼンテーションソフトを利用し,汚れからくるダニやカビを映像により確認させる。また,ダニアレルギーなどの健康への影響を映像で示し,学習目標に結び付ける。
・ワークシート
・汚れた換気扇



<セロハンテープによる汚れの収集>
【関心・意欲・態度(ア)】
室内の汚れに関心をもっている。〈観察〉
→汚れが付きやすい場所を示す。

課題
解決の準備・
実行
B清掃の基本的な方法を知る。
※なぜ,汚れがとれなかったのだろう?
  ・汚れがこびりついていた。
  ・洗剤が合わなかった。




 ・換気扇の汚れをとる方法を考える。
※どのようにすれば汚れがとれるだろう?
  ・汚れたら,すぐとる。
  ・汚れに合った洗剤を使う。
  ・用具を考える。


 ・洗剤の表示確認の必要性を知る。


<洗剤見本による検討>

C住まいの汚れを清掃するための方法(用具・方法)を考える。

   <ワークシートより>
・換気扇の清掃における失敗を実演し,方法を間違うと汚れが取れないことに気付かせる。また,汚れに合った洗剤を用いると汚れが取れることを実演し,実践方法を方向付ける。

・多数の種類や用途があることを知らせ,洗剤を選択する必要性に気付かせるために,洗剤の見本を示す。


・洗剤の使用による過去の事故について,プレゼンテーションソフトを用いて症状や危険性を説明する。






・ グループで検討することにより,個人の考えを互いに深められるようにする。








・洗剤見本




【知識・理解(ア)】
汚れの種類や材質(場所)に応じた適切な方法,住居用洗剤表示の見方を理解している。
〈ワークシート〉
→洗剤見本の用途を確認させる。

評価・実践化 D清掃方法を確認する。
  ・汚れや材質に合った清掃用具と洗剤を
   使う。
  ・洗剤の表示を確認する。

E次時の活動を確認する。
・洗剤見本を示すことにより,清掃方法を確認し,清掃のポイントをまとめる。


・次時は,「エコ・ピカ名人に挑戦しよう〜手軽な清掃用具を作ろう〜」であることを知らせ,環境に配慮した用具や洗剤の一部を紹介し,次時への意欲付けを行う。
 
  <当日の板書>
授業を振り返って ・実際の汚れを全体で共有したことにより,学習目標を確認することができ,清掃の必要性を身近にとらえることができていた。
・洗剤の健康への影響や合成洗剤の環境への影響から表示確認の必要性が分かり,消費生活と結び付けて理解することができていた。
・洗剤見本を手に取って表示を確認することができ,汚れや材質に合った洗剤を選ぶことができていた。


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