中学校 技術・家庭科(家庭分野)

                       


<第2時>
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本時の題材 エコ・ピカ名人への準備をしよう  〜手軽な清掃用具を製作しよう〜
ねらい ・快適な住まいにするための,健康や環境に配慮した清掃用具を目的に応じて製作することができる。
授業の実際 過程 学習活動 教師の指導・支援 評価・資料
課題の
把握
@清掃のための洗剤による体への影響を知る。


A今までの家庭や学校での清掃の中で、洗剤を使わずに清掃をしたことがなかったか振り返る。
 ・掃除機による清掃
 
・新聞による窓みがき

B本時の学習目標を確認す
る。
エコ・ピカ名人への準備をしよう!
(手軽な清掃用具を作ろう)
・洗剤の中には,人体や環境へ影響を与えるものがあることを分かるように,健康被害の例を写真で示す。

・ 歯ブラシやナイロンたわしなど身近なものを例に示す。




・毎日の清掃を行うことで簡単に汚れが落ち,洗剤を使わない環境への配慮につながることを知らせる。
・ワークシート

・洗剤による手荒れの写真


・身近な清掃用具
課題
解決の準備・
実行
C清掃用具を製作する。
 ・清掃する場所や汚れを考えながら製作する。

製作のようす  






・身近な材料(ペットボトル・割りばし・針金ハンガー・古布・アクリル毛糸・ポリエチレン製ひも等)を使って,手軽に製作できる清掃用具があることを知らせる。
・4種類の用具の中から各自の必要性に応じて自由に選択させる。
 ○アクリルたわし
 ○すきま掃除棒
 ○プチはたき
 ○ハンデイモップ

・机間指導により,清掃のしやすさは持ち手や形を工夫することで変わることを助言する。
・ アクリルたわしの作り方については、製作手順が理解できるように動画で提示する。
・清掃用具製作手順
   アクリルたわし
   ハンディモップ
   プチはたき
   すきま掃除棒


アクリルたわしの
 作り方 





【工夫創造(ア)】
使いやすいように用具を考えている。〈製作物〉
→形や長さを考えさせる。


評価・実践化 D製作した用具の使用方法を確認する。







E次時の活動内容を確認する。

  <当日の板書>
・製作物を賞賛し,次時への意欲付けを行う。

・次時は,本時に製作した用具を使って清掃を行う「めざせ!エコ・ピカ名人〜製作した用具を使って清掃をしよう〜」であることを伝える。
【技能(イ)】
環境に配慮した清掃用具を製作することができる。〈製作物〉
→実物を示し,製作手順を確認する。
授業を振り返って <製作する用具を決めた理由>
 ・家でも使えるから
 ・窓の汚れが気になるから
 ・せまいところにゴミがたまっているから
 ・手軽に使えるから
 ・棚や机,床がきれいになるから
<製作しての感想>
 ・こんなに簡単にできるのに掃除用具になって,すごいなあと思いました。
 ・こんな身近にあるもので1つの掃除用具ができるとは思わなかった。
 ・簡単に作れた!!こんなにすぐできるなんてビックリした。

 前時の学習内容や本時の導入で,洗剤による手荒れの写真を提示したことにより,環境や健康を考えた洗剤や用具の使用が大切であることが理解でき,清掃用具の製作に意欲的に取り組むことができたように思う。また,短時間で手軽に製作できるものであったため,時間内に完成させることができ,達成感や成就感を味わわせることができた。
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