保護者と共に子どもを支えましょう
 不登校の子どもの自立のためには,保護者と支援者が共に子どもを支えることが必要です。
複数の支援者や保護者から見て,子どもが教室復帰を目指せるのではないかと思えるようになったとき支援者が,子どもや保護者を支えるために持つべき姿勢や支援の手だてについて考えます。
1.保護者とかかわる基本的姿勢

 子どもへの具体的なかかわりを考えるとき,その子らしさ(特性)を知ることが大切です。特性を知ることにより,その子どもに適切な支援が可能になります。

ぎこちない動きが見られないか
同年代の子どもとのかかわりが苦手でないか
注意力が続かないことはないか
衝動的な行動がないか
学年相当に学力は到達しているか

など,子どもをいろいろな視点から観察してみましょう。

【留意点】
 子どもは心が傷ついたとき,それを癒すために一時的に退行(幼稚な振る舞い,保護者に密着など)したりすることがあります。そのような心の特性にも配慮したいものです。

2.子どもを支える7つのポイント
 @ 子どものエネルギーの状態を把握
 A 子どもの特徴や特性を知る
 B 子どもの居場所
 C 子どもの活躍の場
 D 褒める
 E スモールステップ
 F 約束を守る
3.保護者と共に支える具体例