会場案内図の作成

単元名

会場案内図の作成(4時間) 【(1)情報を活用するための工夫と情報機器 ア.問題解決の工夫】

単元について

画像ソフトウェアを使って,分かりやすい会場までの案内地図を作成する。

単元の目標

(1) 情報を簡略化することに興味をもち,案内図作成に取り組もうとする。
(2) 簡略化された案内図作成の工夫を考えることができる。
(3) 図形やイラストを用いて効果的な案内図を作成できる。
(4) 不必要な情報を削ることで情報を少なくできることを理解して,コンピュータを利用できる。

単元の評価規準
  ア 関心・意欲・態度 イ 思考・判断 ウ 技能・表現 エ 知識・理解
内容のまとまりごとの評価規準 コンピュータや情報通信ネットワークなどを活用することに関心をもち,問題解決と情報伝達の活動を目的に応じて適切に行おうとする。 問題解決と情報伝達の活動において,目的に応じ た解決手順や提示方法を自分なりに工夫する。 問題解決と情報伝達の活動において,コンピュータや情報通信ネットワークなどを活用する。 問題解決と情報伝達の活動において,目的に応じて解決手順や提示方法を工夫する必要があることと,コンピュータや情報通信ネットワークなどの適切な活用が必要であることを理解している。
単元の評価規準 案内図に関心をもち,伝達する情報を分かりやすく伝えるために工夫する。 要点を残しつつも情報を簡略化し,上手に作品を作成することができる。 画像ソフトを用いて情報を簡潔に表現できる。 問題解決法について理解している。

本時の目標

(1) 簡略化された案内図を作成するときに注意すべきポイントに気付く。
(2) アイデアを考え,整理し,結論を出す方法を理解する。
(3) 案内図を作成するために必要な情報を判断できる。
(4) 案内図作成に意欲的に取り組む。

授業展開例 1限目 2限目 3限目 4限目
段階 学習活動 指導上の留意点 評価
導入
5分
本時に学習する内容について説明する。 N2法を使って問題解決に取り組むことを説明する。  
展開
40分
「19高校総体」で会場となる本校を案内する。

地図作りに取り組むことを聞く。

※ 授業指導資料(パワーポイント)  
地図作成に向けての計画を立てる。

 ・5万分の1の地図と例を見比べ違いを発見し案内図に必要なものは何か考えていく。(サンプルファイル,PDF

 ワークシートにアイデアを記入していく。

 1 ワークシート(PDF)の@に課題を書き込む。

・詳細な情報の中から,必要な情報だけを抜き出す必要があることに気付かせる。 (思考・判断)二つの地図を見比べて,案内図にはどのようなものが必要か判断できたか。[評価方法,ワークシート]
2 どんな地図を作りたいのかできるだけ具体的にイメージし,Aのゴールに目標を書き込む。

発表する。

何のために,誰が見るのか,情報を伝える相手を意識させる。数人に,発表させ,ゴールの書き方を考えさせる。  
3 ワークシートBにどんな地図が必要とされているか。N2法を使い,六角形の中にアイデアを書き込んでいく。
(情報を伝える相手や,何を,どのように伝えたいのかをよく考え,アイデアを出していく。)
・N2法について説明し,作成したい地図についてのアイデアや必要な情報は何かを考えられるようなヒントを出していく。 (知識・理解)N2法について理解したか。[評価方法,ワークシート]
4 出てきたアイデアをまとめる。(必要とされるものを絞り構想を練る) ・ゴールに書いたことを実現させるためにどんなことが描かれていると分かりやすいか,削ったほうがよいものについても考えられるようにする。 (思考・判断)情報を取捨選択して,分かりやすい簡潔な情報だけに絞り込めたか。[評価方法,ワークシート]
5 必要な情報を入手する。   (プリント(PDF);5万分の一の地図の中に取り込みたい部分だけを色鉛筆でなぞったり,ポイントとなる点を記す。)    
6 原案を手書きする。(省略する部分,強調する部分などを考えていく。)    
活動を振り返り自己評価(PDF)をする。   (意欲・関心・態度)取り組んだ問題を自分にとって身近な問題として捉え,関心を持って問題解決に取り組んだか。[評価方法,自己評価シート]
まとめ
5分
本時のまとめをする。    

サンプルファイル  ワークシート  プリント  自己評価