確かな学力をはぐくむ社会科学習の在り方研究委員会

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 単元名 「住みよいくらしと政治の働き」(小学6年)
  本時の目標 (9/10)
  「道路建設のための予算を増やし、もっとたくさんの道路をつくるべきだ」「道路建設のための予算を減らし、道路をつくることをひかえるべきだ」のそれぞれの立場の主張を分析し、どのような価値が含まれているのかを考えることができる。【思考・判断】
  板書 

 

  

   

  本時の展開 
                                              

 

 

@ それぞれの主張を振り返ろう    A それぞれの主張がどのような社会を目指してい
   るのかを考えよう

前時でまとめたワークシートを基に、「道路建設のための予算を増やし、もっとたくさんの道路をつくるべきだ」、「道路建設のための予算を減らし、道路をつくることをひかえるべきだ」のそれぞれの主張ごとの事実及びその事実から導き出される理由などを発表させ、確認させる。

それぞれ立場の主張ごとに、どのような社会の実現を目指しているのかを簡潔に説明させる。さらに、それらの社会がどのような人々の生活の安定と向上を目指しているのかを考えさせながら、価値を分析させる。

考えは、前時でも活用したワークシートに記入させる。考えを発表させ、全体で確認していく。

 
B どちらの立場を支持するのかを考えよう C 自分の考えを発表しよう

それぞれの主張ごとの事実及びその事実から導き出される理由、目指す社会を考慮し、どちらの立場を支持するかを考えさせる。

ワークシートに、それぞれの主張を支持するのか、また、どの程度支持するのかを書き表す欄を設けておき、それぞれの主張を支える事実と理由、目指す社会を基に、支持する程度を丸の大きさで示させる。

丸の数、丸の大きさを基に総合的に判断させ、自分は「道路建設を進める」「道路建設を進めない」のどちらの立場を支持するのかを決定させる。

支持する立場とその根拠を自由に発言させる。友達の意見に対して、同意や付け加えの意見、質問、反論などを出させ発言をつなげさせていく。

それぞれの立場の主張に対し、「地域の人々の生活は考えなくていいのか」「お年寄りの生活を保護しなくていいのか」「道路の近くの人の健康はどうするのか」などと問い掛け、地域の人々や国民全体、世界の人々の生活の安定と向上のそれぞれを考慮しながら政治を行うことの重要性にも気付かせる。

 

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最終更新日: 2009-03-27