確かな学力をはぐくむ社会科学習の在り方研究委員会

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単元名  「まちの人たちのしごと 〜どこで買うの そのわけなんだろう〜」(小学3年)
  本時の目標 (16/16)
  スーパーマーケットの食料品売り場において、地元の物(佐賀県産)だけを販売している店の方がよいか、県外や外国の物も販売している店の方がよいかを消費者の立場で考えて選び、その判断理由を書くことができる。                                                                                                                                                      【思考・判断】
  板書 

 

 


  本時の展開 
   

 

 

@  自分ならどちらを選ぶか、もう一度考えよう   A  それぞれのメリットについて話し合おう

自分なら、地元の物だけを売っているスーパーマーケットといろいろなところの物を安く売っているスーパーマーケットのどちらを選ぶかということをワークシートを見ながら決定させる。 前時(15/16)に活用したワークシートEとFを見ながら、各自で振り返らせることにより、自分の考えはどちらの立場なのかということを、その理由とともに整理することができると思われる。

一人一人考えたり、グループで話し合ったりしたことを基にしながら、それぞれのメリットについて学級全体で意見を出し合う。児童が出す意見についてはあらかじめ前時に書いたワークシートより大まかに把握できるので、それを踏まえて整理しながら板書すると、それぞれのメリットを児童が確認しやすくなり、自分の考えと比べやすくなる。

B  それぞれのデメリットについて話し合おう C  今と前とで自分の考えの変化を比べよう

メリットと同様にそれぞれのデメリットについても全体で話し合う。デメリットは他方のメリットと重なることが多いが、それぞれのデメリットを考えることによりお互いの立場の考えを確かめ、深めることができる。それぞれの立場のメリットとデメリットを板書で確認しながら、各自に総合的に判断させることで、どちらの立場の考えも必要であることに気付かせることができると思われる。

学級で話し合ったことを基に、自分はどちらの立場でどのような社会を目指すのかということを理由とともにワークシートGに整理しながら自分の考えを書かせる。さらに、前時での自分の考え(ワークシートEとF)と全体での話し合いに基づく自分の考えとワークシートに表した児童の意識を比較させることで、話し合いによりそれぞれの立場の根拠が明確になり、自分の考えが深まったことを実感することができるであろう。

 

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最終更新日: 2009-03-27