構成的グループエンカウンターの実践
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1 「しいの木」における構成的グループエンカウンター
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「しいの木」において,6月から10月にかけて5回のコラージュを実施しました。A男をはじめ,子どもたちは,守られた空間の中で,安心して自己を表現できるようになり,その表現したものを仲間やスタッフに受容してもらい,認めてもらうことで,一人一人が,達成感,あるいは自己肯定感を味わうことができました。
これをさらに,構えのない関係,あるいは相互の関係性の広がりや深まりにつなげていけるよう,構成的グループエンカウンターを実施することにしました。エクササイズの選択にあたっては,次のことに留意しました。
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(1)子どもと教師,あるいは子ども同士の心的距離を縮めること |
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(2)できるだけ準備が簡単であること |
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(3)自己肯定感を高め,自己受容,自己開示を促進すること |
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2 構成的グループエンカウンター実施計画
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実施日 |
エクササイズ |
ねらい |
11月12日(月) |
○○先生を知るイエス・ノークイズ |
自己理解 |
11月18日(木) |
肩もみエンカウンター |
信頼体験 |
11月19日(金) |
サイコロトーキング |
他者理解 |
11月22日(月) |
私の四面鏡 |
自己理解 |
11月26日(金) |
めちゃ×2したいことランキング |
自己理解 |
11月29日(月) |
未来へのハッピーパスポート |
自己理解 |
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目的 |
子どもたち同士あるいは教師と子どもたちの間の,より構えのない関係を築き,関係性を広げ深める。 |
対象 |
「しいの木」通級生(中学3年生及び中学2年生 7名) |
場所 |
「しいの木」学習室 |
時間 |
短いものは15分程度,長いものは50分程度で実施した。 |
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3 それぞれの実践および実施しての気づきなど |