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どのように取り組む?中学校技術・家庭科、高等学校家庭科における「食育」指導

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○ 題材名 「健康で安全な食生活のために」 (第1・2時)


本時の学習指導
(1) 本時の目標
 

○自分の食生活の現状を把握し、課題を考えることができる。

○安全な食生活について理解する。

○栄養的にバランスの取れた献立について理解する。

   
(2)
本時の評価基準  
 

(A)十分に満足  (B)おおむね満足
【関心・意欲・態度】
自分の食生活について考えようとしている。(B)
自分の食生活について、健康で安全な食の視点で考えようとしている。(A)
【思考・判断】
(ア)自分の弁当の問題点や改善策を考えることができる。(B)

  自分の弁当の問題点や改善策を基に、それを生かした献立を考えることができる。(A)  
【知識・理解】
(ア)健康で安全な食生活のための購入について理解している。(B)
   健康で安全な食生活のための消費者としての立場と購入について理解している。(A)
(イ)栄養的にバランスの取れた献立について、主食、主菜、副菜を基に理解している。(B)
      栄養的にバランスの取れた献立について、食事摂取基準を基に理解している。(A)

   
(3)
展開
 
過程 学習活動 指導と支援 評価の方法


1 本時の学習課題を確認する。
自分の昼食から食の実態を探ろう。


○事故米の写真や新聞記事等*1を示し、国内・国外で問題化している食の安全に目を向けさせる。
○生徒のアンケート結果を基に、食の安全にかかわる生徒の実態を示し、食の安全と健康について考えていくことを伝える。
 


2 食の安全について考える。
(1)地産地消
(2)旬産旬消
  



3 栄養的なバランスについて考える。
(1) 主食、主菜、副菜
(2) 食事摂取基準

4 「弁当の日」に向けて献立を考える。
(1)弁当のテーマ
(2)献立作成


○資料*2の使い方を示し、佐賀県産の食材と旬の食材について調べさせ、自分の弁当の食材についてチェックさせる。
○メジャーリーガーの松井秀喜選手の食への取り組みを紹介することから、食生活について考えさせる。
○地産地消や旬産旬消について考えさせ、フードマイレージやCO2の点から環境保全にもつながることも伝える。
○食の安全を守るために、消費者としての自覚と責任が大切なことを伝える。

○資料集*3の使い方を示し、栄養的なバランスを確認させる。
○ 問題点から改善策を考えさせ、弁当のテーマにつながるように配慮する。

○「弁当の日」の画像*4を見せ、次週に「弁当の日」を実施することを伝える。
「まごわやさしい」メニューや食事バランス弁当を紹介し、食の安全と健康に配慮するための具体例を示す。
○問題点と改善策から献立作成のポイントを確認させ、自分にあった弁当のテーマと献立を考えさせる。


【関心・意欲・態度】
<ワークシート>


【知識・理解(ア)】
<ワークシート>
<発表>





【知識・理解(イ)】
<ワークシート>







【思考・判断(ア)】
<ワークシート>




5 本時を振り返って、次時予告を聞く。


○食の安全と健康について簡単にまとめ、次時は、手作り弁当の発表会をすることを伝える。
○弁当の食材を購入する時は、食の安全(県産・国産・旬の食材)に配慮するように伝える。

 

*1 プレゼンテーション資料「健康で安全な食生活」を作成したが、画像などの著作権の関係でここでは掲載

         していない。

*2  「食農教育をやってみよう」「佐賀県産農産物出回りカレンダー」 (さが”食と農”絆づくりプロジェクト会議)

        を参照させる。

*3 資料1と「高校生のための生活学改訂版 家庭科資料と食品成分表」(大修館書店)を参考にさせる。

*4 「弁当の日ノススメ」(糸島現代GP−食育キャラバン−「弁当の日」普及マニュアル)に掲載されている

         画像をみせる。

 

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最終更新日: 2009-03-25