学習活動 |
指導・支援(※評価) |
導入 |
1 |
前時までの学習を振り返り、本時のめあてを確認する。 |
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○ |
前時に書いたごんがいたずらをして後悔した気持ちが分かる「語り」を児童に紹介させることで、学習の継続を意識させ、本時の学習の意欲付けを図る。 |
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展開 |
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○ |
ごんがどんなきつねか分かる表現を見付けながら各自音読するように促す。 |
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○ |
一人学び(事前学習)
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○ |
担当グループの発表 |
○ |
隣の席の人と話し合う
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○ |
みんなで話し合う |
<期待する児童の意見例> |
・ごんは、思いやりのあるきつねだと思います。理由は、おれと同じ、ひとりぼっちの兵十かという文から、おっかあが死んでかわいそうに思って同情しているからです。みなさんどうですか。 |
・○○さんの考えはいいと思います。同情したから何かしてあげたいと思ったと思います。 |
・別のところであります。これはしまったと書いてあって、ごんは兵十のことをかわいそうと思っているので思いやりがあると思います。 |
・ごんはやさしいきつねだと思います。次の日もその次の日もと書いてあって、ごんは毎日くりなどを持って行ったことがわかるからです。 |
・△△さんに付け加えて、ごんはくりだけではなく松たけも持って行っているので、兵十を元気づけようとしています。だからやさしいきつねです。 |
・わかったことがあります。ごんは、見つかったら殺されるかもしれないのに償いを続けているので、兵十のことを思っていると思います。 |
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○ |
事前に自分の考えを書くことができるワークシートを用意しておき、書き込みをさせておく。(家庭学習) |
・ |
ごんはどんなきつねか、ごんの行動や様子、心内語に着目しながら考えるように助言しておく。 |
・ |
担当グループにはグループ内で考えをまとめさせておく。
また、提案用のキーワードを書いた短冊を用意させておく。
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○ |
担当グループには話し合ったことを基に「ごんがどんなきつねなのか」キーワードを書いた短冊を黒板に貼り、理由を挙げながら発表させる。 |
・ |
聞き手側にはワークシートに気づきなどをメモするように促しておく。 |
○ |
発表を聞いて、自分の考えとの相違点や共通点、また、質問したいことや感想などを隣の席の人と話し合わせる。 |
○ |
話し合う際は、根拠となる言葉や文を挙げて発表することを確認する。また、ごんの気持ちも想像して発表するように助言する。 |
○ |
場面を想像しやすいように場面絵を用意しておく。 |
・ |
いわし屋の場面 |
・ |
くり等を持って行く場面 |
○ |
話し合いが停滞しているときは、償いの仕方などを比べさせたり、発問を行ったりして、児童の読みの手助けをする。 |
≪比較≫
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いわし と くりや松たけ |
思いの強まり |
投げこむ と そっと、置く |
≪繰り返し≫
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次の日には、次の日も、その次の日も |
その次の日には |
≪発問≫
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なぜごんは兵十に償いをしようと思ったのですか。(兵十への同情) |
なぜ、ごんはこれはしまったと思ったのですか。(兵十への同情と思いの強まり) |
○ |
児童から出された意見は、ごんの心の動きがわかるように時系列に整理して板書する。 |
※ |
前の場面とのつながりを意識しながら、ごんがどんなきつねなのか理由を挙げながら発言している。 |
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終末 |
4 |
本時の学習を振り返り、「ごんぎつね読み語り」を書くことで、学習のまとめをする。 |
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○ |
家族に宛てて、自分が選んだ方法で、ごんがどんなきつねか伝える文を書くように促す。 |
・ |
(例)「△△さんへ 今日のごんはね〜〜。ぼくは・・・と思ったよ」 |
○ |
つまずいている児童には、板書しているキーワードを基に考えるように助言する。書き出しのヒントを与える。 |
※ |
話し合いで読み深めた内容を入れて「語り」を書いている。 |
○ |
児童が書いた「語り」を発表させることで、本時の話し合いのよさを感じ取らせ、次時の活動への意欲を図る。 |
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