本時の目標
多様なものの見方があることを実感させ,自分の自然観を確認させる。

指導の実際(5/5時)
 
学習活動 指導と評価

本時の学習活動を確認する。
 
(班ごとに別れて席に着いておく。)



筆者の考える自然がどのようなものか,マップを作り,具体的に把握する。



        構造マップC


主教材の自然観と比べ,自然に多様なとらえ方があることについて考える。
4段落以降を作業の対象とし,本文の整理・要約をするのではなく,人工との関係を踏まえて、筆者の自然観が分かるようなマップを作ることを確認する。

最終2段落の内容を確認して,筆者の自然観が伺える点を示し,活動の方向性を示す。

主教材で扱った「純粋自然」「二次的自然」「人工物」をキーワードに,本文中の具体例を中心にグループ化させ,筆者の自然観がどのようなものか考えさせる。

スキャナーで各班のワークシートを取り込み,プロジェクターで投影し,それぞれのマップを比較させた後,代表班に説明させる。
ここまでに,全時間を通じて最低1回は各班に発表させる。

自然という言葉が2つの作品でどのような意味を込めて使われているか,問い掛ける。

「純粋自然」「二次的自然」「人工物」の概念が,2作品の中でどのように扱われているか確認させる。
*イ 自然の概念を作品ごとに区別してまとめている。
【ノート,観察】

各自が自然をどのように位置付けるか,対象を箇条書きにさせ,そこに共通する特徴・性質は何か考えさせる。

1限目にまとめた自分の自然観と対比させる。
*ウ 具体的対象から導かれる自分なりの自然観をもっている。
【ワークシート】

終末
単元全体を振り返り,ものの見方は固定されていないことについて考える。
新しいものの見方をもつことで身の回りのもののとらえ方が大きく変わることを伝える。
図書館の新着本案内を配付し,教科書の目次と合わせて参照させ,様々なテーマでものごとの問い直しがなされていることを紹介する。
構造マップや反論の視点は,小論文を書く際などにも応用できることを紹介する。
 

上へ  前へ 単元説明に