過程 |
学習活動 |
主な発問・予想される生徒の反応 |
指導上の留意点 |
導入 |
1 将来の夢や目標
について、話し合う。 |
○30歳になった時、あなたは
何を していると思いますか。
何をしているといいなぁと思
いますか。 |
・事前アンケートの結果を紹介しながら、発表し
やすい雰囲気を作る。 |
展開 |
2 柳川春己さんの
人生を知り、考え、意
見交流する。
・ 写真と映像を見る。
説明を聞き、考える。 |
○悔しくて涙が止まらなかっ
たのはなぜだろう。
・一生懸命頑張ったのに、
目標が達成できなかったか
ら。
・4年間の努力が無駄にな
ったから。
・けががなかったら、出場で
きていたかもしれないから。
|
・柳川さんが走るようになったきっかけや練習
方法などを、写真と映像を提示しながら紹介す
る。
・ブラインドウォーク体験を思い出させる。
・部活動や自分が一生懸命取り組んでいること
と関連させて考えさせる。
・4年に1度しかない大きな目標を達成できな
かったことの悔しさを強調して、想像させる。
・人間の弱さに気付かせ、柳川さんに共感でき
るようにする。 |
・ ワークシートの1に
自分の考えを書く。
|
○もし、あなたが柳川さんの
立場だったら、この後どうす
ると思いますか。その理由
も書きましょう。
「走ることをやめる」
・もう無理だと思うから。
・夢をあきらめると思うから。
「走ることを続ける」
・しばらく落ち込むが、また
走りたくなると思うから。
・目標に向けて、まだ頑張り
たいから。 |
・「走ることをやめる」「走ることを続ける」と選択
式にして、考えさせる。
自分を柳川さんの立場と重ねて判断し、その
理由を書いている。
●部活動など、今一生懸命取り組んでいる
ことを想起するように、声掛けをする。 |
・ワークシートに記入した後、グループで意見
交流させる。
・意見交流の仕方として、全員の考えとその理
由を聞いた後、必ず自分と違う考えの班員に
質問したり意見を出し合ったりするように指示
する。
・全員の考えが同じ場合は、柳川さんはどうし
たと思うか予想するように指示する。 |
・ ワークシートの2に
自分の考えを書く。
|
◎挫折から立ち直ることがで
きた柳川さんが、心の中にも
っていたものは何だろう。
・絶対叶えたい夢。
・強い意志。
・やれるかもしれないという
自信。
・あきらめない気持ち。
・励ましてくれる人や伴走者
への感謝の気持ち。 |
・ねらいに近付けるために、聞き返しの発問を
する。
例:「どんな夢だったと思う?」
「周りの人が励まそうと思ったのは、柳川さ
んのどういう姿を見たからだろう?」
・補助発問「あなたは、挫折した時に心の中に
何をもっていたいですか。」と問い掛けて、自分
との関わりで価値を捉えさせる。 |
終末 |
道徳的価値を発展
させていくことへの
思いや課題を培う |
3 柳川さんからのメ
ッセージ(映像資料)を
聞く。
4 ワークシートの3に
授業の感想を書く。
5 教師の話を聞く。 |
○柳川さんの生き方を知って
感じたことや、自分の夢や目
標について考えたことを書き
ましょう。 |
・メッセージの終わりを問い掛けの形にして、自
分の夢や目標について思いを書く活動につな
げる。
・発表させて、価値を交流する。
・柳川さんの言葉をいくつか紹介して余韻を残
して終わる。 |