好ましい人間関係を育てる開発的・予防的教育支援の在り方の研究

○ 高等学校教師へのアンケート   

     
     
    「がばいシート」を使うことへの抵抗感を軽減し、その後の活用や支援
   をサポートするために「がばいシート」の実施後にアンケートをとりました。
  アンケートに答えてくださったのは学級担任、学年主任、養護教諭など
   合計10名でした。

    
 
 

(1)第1回「がばいシート」実施後のアンケート

 

 

質 問
答え(回答数)
@自分の学級の5月の「がばい ート」の(分析)結果を見ましたか。 ・見た     (9)
・見ていない (1)
 
A(分析)結果の感想を教えてください。
                ※複数回答可
・気になる生徒がピックアップしてあった。(5)
・参考になるところがあった。(5)
・ノーマークの生徒だったが、分析結果から気になる生徒がいた。(1)
・教師に対する不満や意見をより詳しく聞きたいと思った。(1)
・予想通りの結果だった。(1)
・こちらが気付かない問題を抱えた生徒が発見でき助かった。(1)
・少ししか見ていないので理解できていない。(1)
・結果をどう生かしてよいか分からない。(1)
B学級(学年)経営においてどんな支援をしていますか。 (今後の取り組みも含む) 
                   ※複数回答可






・教師側から積極的に声を掛ける。(7)
・保健室、生徒指導、教育相談等の連携を大事にしている。(7)
・欠席が続いている生徒の保護者との連絡を密に取る。(7)
・(学年や学級の)目標を決め、生徒が常に意識をして行動できるようにしている。(7)
・気になる生徒には時間を取って話を聴くようにしている。(6)
・友人関係を把握するように努めている。(6)
・提出物をきちんと出すように指導をしている。(5)
・問題が起きたとき、まず生徒の言い分を聴くようにしている。(5)
・身だしなみや服装の指導をする。(4)
・(学年や学級)便りを発行して、学校の様子を保護者に伝えるようにしている。(3)
・学年会議を定期的に開いている。(2)
・一人一役を与え、活躍の場を設ける。(1)
・不登校の生徒への家庭訪問等の支援を養護教諭と話し合いながら行っている。(1)
・SHRで必ず連絡以外の話をするようにしている。(1)
・特に支援が必要な生徒に、級友からの理解を得るように努めている。(1)
・教室の環境整備。(1)
・構成的グループ・エンカウンターやソーシャルスキル・トレーニングなどを取り入れたい。(1)
C現在、何か困っていること、気になっていることがあれば教えてください。 ・学級で生徒の私物が紛失した。
・服装の乱れが気になる。
・経済的に問題を抱える生徒をどうサポートすればよいか。
・授業中の私語が多い。
・遅刻をする生徒が多い。
・自分の感情をコントロールすることが苦手な生徒への対応。
   

(2)第2回「がばいシート」実施後のアンケート

 

 

質 問
答え (回答数)
@自分の学級の11月の「がばいシート」の(分析)結果を見ましたか。 ・見た     (10)
・見ていない (0)
 
A(分析)結果の感想を教えてください。
                   ※複数回答可
 
・参考になった。(8)
・気になる生徒がピックアップしてあった。(5)
・予想通りだった。(2)
・思っていたよりも生徒が気楽に考えていたので少しほっとした。(1)
・意外な結果で驚いた。(1)
・結果が前回よりもよくて嬉しかった(1)
・当初は半信半疑だったが、結果を見てみると、気になる生徒がピックアップされていてとても有効だと思った。(1)
・結果をどう生かしたらよいか分からない。(1)
B5月以降、学級(学年)経営においてそれまでとは違う取り組み(力を入れたことなど)をされたこと、生徒に対する見方や接し方が変わったことなどがあったら教えてください。
                 ※複数回答可





・声掛けなど一人でも多くの生徒に行おうと努めた。(1)
・生徒と過ごす時間をできるだけ多く取るようにした。 (1)
・いろいろな生徒の様子や一面に気付くことができた。(1)
・「教師との関係」の点数が低い生徒を中心に、声を掛けたり、褒めたりするように努めている。(1)
・生徒を支援する際に、その生徒が学級に対してどのような思いをもっているのかを念頭に置いて接することができるようになった。(1)
・5月の結果より点数が下がっている生徒には、声掛けをして様子を見ている。(1)
・「がばいシート」の点数が特に低い生徒は精神面や生活面で何らかの問題を抱えているように思う。(1)
・「教師との関係」の「認められている」という旨の項目の点数が低かったので、より意識して生徒を褒めるように努力した。(1)
・気になる生徒とのかかわりを大事にするように心掛けた。授業を受けないで保健室にいるときは話を聴くようにした。しかし、そういうサインを出さない生徒に目が届かないことが多い。(1)
・構成的グループ・エンカウンターを学級で実施した。生徒の反応がよく、その後、学級の雰囲気が明るくなった。時間があれば継続したい。(1)
・特にない。今までと同様の取り組みをしている。(2)
・無回答(1)
C来年度も「がばいシート」を使ってみたいと思われますか。 ・是非使いたい。(4)
・時間があれば使いたい。(5)
・詳しい使用方法が分かれば使いたい。(1)
・使わない。(0)
 

 

 

 

 

 


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最終更新日: 2010-03-18