生きて働く言語能力を育てる「国語科学習指導の具体策」を提案します!

 授業展開案4  単元名「思考力や想像力を働かせて読む」 5/9時の本時案
本時の指導 
指導目標
  「僕」が「エーミール」の家に行ったときの2人の心情を読み取らせる。
本時の展開
過程
学習内容及び学習活動
教材・資料
指導上の留意点
評価規準と評価方法
◆Cの状況にある
生徒へ
の手立て



本時の目標を確認する。

「僕」が「エーミール」の家に行くまでの心情を振り返る。
「エーミール」の家に行ったときの2人の心情を読み取ろう
学習計画・自己評価表
本単元、本時の目標について確認させる。
 
















Wの場面の内容を読み取る。
(1) 「僕」が「エーミール」の家に行くまでの「母」の様子を読み取る。
   
(2) 「僕」と「エーミール」について書かれているところに蛍光ペンで印を付ける。
   
(3) 「僕」に対する「エーミール」の心情を考える。
「僕」の告白を聞いた後の書かれていない心情を想像して書く。
   
(4) 「エーミール」に対する「僕」の心情を考える。
「僕」の心情が変化する言動を押さえて、それぞれの記述に対する「僕」の心情を自分の言葉で書く。
 
〔注目させたい記述〕
僕は出かける気になれなかった。
詳しく説明しようと試みた。
僕のおもちゃやちょうを全部やると言った。
僕はすんでのところであいつののどぶえにとびかかるところだった。

ワークシート
C

   
責任を取るよう促す「母」の言動をとらえさせる。
   
印を付けた部分を発表させて、学級全体で確認する。
   
起こった出来事や「僕」の言動、エーミールの様子を表した記述から、エーミールの僕に対する気持ちを想像させる。
〔予想される生徒の反応〕
人のちょうを盗んで、つぶすなんてひどいやつだ。

「僕」に関する記述を根拠に、心情をそれぞれ考えさせる。
〔予想される生徒の反応〕
記述ア
エーミールにだけは自分の過ちを知られたくない。
記述イ
状況を話せば分かってくれるかもしれない。
記述ウ
僕の大切なもので許してもらおう。
記述エ
どうして分かってくれないんだ。
僕の犯した罪は償うことはできない。
ウ−1
人物の態度や心情を表す語句に注意し、登場人物の心情を考えている。
【ワークシートCの記述】
◆「軽蔑」「あなどる」などの言葉は、クラス全員で意味を確認する。

イ−1 
文章の記述を根拠として、登場人物の心情を自分の言葉で表している。   【ワークシートCの記述】
◆記入例を具体的に示し、文章の記述から想像できることを、自分の言葉で書いてよいことを知らせる。




本時の振り返りをし、自己評価をする。
次時の見通しをもつ。
 
学習計画・自己評価表





本時の学習内容を振り返らせ、学習計画・自己評価表に記入させる。
ちょうをつぶす場面について考えることを告げる。
 

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学習計画表は、単元を通して同じものを使用しています。また、同一番号のワークシートはすべて同じ内容です。