生きて働く言語能力を育てる「国語科学習指導の具体策」を提案します!

 授業展開案4  単元名「思考力や想像力を働かせて読もう」 4/9時の本時案
本時の指導 
指導目標
  クジャクヤママユを盗んだときの「僕」の心情を読み取らせる。
本時の展開
過程
学習内容及び学習活動
教材・資料
指導上の留意点
評価規準と評価方法
◆Cの状況にある
生徒へ
の手立て



本時の目標を確認する。

「僕」と「エーミール」の関係を思い出す。
クジャクヤママユを盗んだときの「僕」の心情を読み取ろう。
学習計画・自己評価表
本単元、本時の目標について確認させる。
 
















Vの場面の内容を読み取る。
(1) クジャクヤママユを手に入れたときの気持ちを、文章中から抜き出す。
   
(2) クジャクヤママユを手に入れるまでの「僕」の心情が分かる記述に印を付ける。
   
   
(3) (2)の記述に対する「僕」の心情を考える。
(4) 盗みを自覚し、クジャクヤママユをつぶすまでの「僕」の心情が分かる部分に印を付ける。

   
   
(5) (4)の記述に対する「僕」の心情を考える。
   
(6) 「僕」の心情の変化をワークシートに心情曲線として書き込む。

ワークシート
B

   
「大きな満足感」という言葉を提示し、この言葉の前後の心情の変化を読み取ることを知らせる。
   
「僕」の気持ちの高まり、変化に気付かせる。
〔気付かせたい気持ち〕
興奮して
待ちきれない
紙切れを取りのけたい
宝を手に入れたい
   
印を付けた記述を基にして、「大きな満足感」までの「僕」の心情をワークシートにまとめて記述させる。その際、自分の言葉で書くように指示する。
   
「僕」の気持ちの変化に注目させる。
〔注目させたい記述〕
良心が目覚めた
下劣なやつ
恐ろしい不安
冷たい気持ち
びくびくした
何もなかったよう…
僕の心を苦しめた
 
(3)の学習活動と同様に行う。
   
この場面で心情が変化する記述を手掛かりに心情曲線を書き込ませ、登場人物の心情の揺れを視覚的にもとらえさせる。















イ−2 
文章の記述を根拠として、登場人物の心情を自分の言葉で表している。   【ワークシートBの記述】
◆「どきどき」や「びくびく」などの擬態語を探させ、それをもとに心の声を考えさせる。自分の言葉で書けない場合は、文章中の言葉を使って人物像や心情をまとめるように指示する。




本時の振り返りをし、自己評価をする。
次時の見通しをもつ。
 
学習計画・自己評価表





本時の学習内容を振り返らせ、学習計画・自己評価表に記入させる。
「僕」が「エーミール」の家に行き、告白する場面を読み取ることを告げる。
 

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学習計画表は、単元を通して同じものを使用しています。また、同一番号のワークシートはすべて同じ内容です。