2 総合的な学習の時間と課題研究
総合的な学習の時間の基本的な学習過程
 総合的な学習の時間のねらい
生徒が作成した課題研究での発表資料
○ 総合的な学習の時間と課題研究の共通点 ○ 総合的な学習の時間と課題研究の相違点
  • 主体的創造的に問題を解決する資質や能力を育てる。
  • 思考力,判断力,表現力を養う。
  • 知識の深化・総合化を図る。
  • 情報の集め方,調べ方,まとめ方,報告や発表・討論の仕方などの学び方やものの考え方を身に付ける。
  • 総合的な学習の時間では,生徒自らが興味関心,進路等に応じて広範囲な課題を設定することが可能。
  • 総合的な学習の時間では,教科の枠にとらわれる必要はない。
  • 課題研究で設定できる課題は,工業高校であれば工業に関する課題に限定される。
  • 総合的な学習には,「自己の在り方生き方を考えることができるようにする」というねらいが高等学校学習指導要領示されている。
○ 課題研究から総合的な学習の時間へ
 高等学校学習指導要領総則編によると,総合学科においては,総合的な学習の時間の学習活動として,「生徒が興味・関心,進路等に応じて設定した課題について,知識や技能の深化,総合化を図る学習活動を含むこと」と規定している。課題研究と総合的な学習の時間では上記のとおり,課題の範囲や内容に違いはあるものの,課題研究で培ってきた問題解決能力や自発的・創造的な学習態度,そして成果を発表する能力等を総合的な学習の時間に生かし,課題探究的な活動を行っていくことが望まれる。

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