2 2年次における総合的な学習の時間
 インターンシップやオープンキャンパス等の体験活動を通じて課題発見!


2年次における総合的な学習の時間のカリキュラム案(配当時間35時間)
学習項目 学習活動 ねらい・観点等
4月 総合的な学習の時間について ・総合的な学習の時間についてのガイダンス ・総合的な学習の時間についての理解
(関心・意欲・態度)(学び方・考え方)
5月 地域の産業と進路 ・佐賀県及び地元の産業調査・工場見学等
(先輩の進路先を調べる)
・地域の産業技術と職業観
(外部講師や「先輩」に学ぶ講演の活用)
・職業分類,職種の理解,工場見学の意義
・職業観,勤労観の育成
(関心・意欲・態度)(知識・理解)
6月
7月 インターンシップと自己実現 ・地域の産業を利用してのインターンシップやオープンキャンパス・社会福祉実習
(インターンシップやオープンキャンパス・社会福祉実習の目的意義について考える)
・インターンシップ希望調査と参加者の選考
・インターンシップの意義の理解,職業観,勤労観の育成,事業所や学校見学用ポートフォリオの利用
・職業適性・職業選択能力の育成
(関心・意欲・態度)(在り方・生き方)
8月
9月 自己の適性と進路 ・インターンシップやオープンキャンパス・社会福祉実習についての発表会
・自己の適性と進路
(自己の適性や職業への適性を知る)
(自己のライフプランを考える)
・将来の進路を考えるために自分を知ることの大切さを教える
(在り方・生き方)
・興味・関心の方向と適性を知り職業選択の動機付けへとつなげる
(関心・意欲・態度)(技能・表現)
10月 課題設定と研究テーマ探し ・課題設定と研究ガイダンス(pre課題設定と研究)
・3年で行う総合的な学習の時間のテーマを探す
・自分の系列,進路,興味・関心に応じた実現可能と思われる課題を複数準備させる
・研究テーマについての資料調査
(関心・意欲・態度)(知識・理解)
(主体性・創造性)(問題解決能力)
11月
12月
1月 発表会への参加 ・3年生の発表会へ参加させる ・3年生の発表を聞き,進路設計の中
から生じた課題を設定する
(関心・意欲・態度)(思考・判断)
2月 課題及び研究テーマの決定 ・課題及び研究テーマを決定する ・3年で行う課題探究活動のテーマに
ついての最終チェック
(関心・意欲・態度)(思考・判断)
3月
○ インターンシップと自己実現

 
生徒は1年次で学んだ「産業社会と人間」を発展させ,ある程度自分の進路希望に応じた体験的な学習,オープンキャンパス,企業や商店での修学体験を通してのインターンシップ等で,勤労観や職業観を養い,進路実現の具体化を図るとともに,系列別の先輩による講演会等により進路希望を踏まえた研究課題を考える。そして担当教師のヒアリングを通して2年次の後半には課題を設定する。
 
○ 課題設定と研究テーマ探し
 課題発見活動を行う際,無理なく研究課題を見つけられるように課題探究ノートを作成し記入させるようにする。2年次の課題設定の説明会で3年での年間スケジュールを説明し,生徒には自分の進路希望や所属する系列の教科・科目,興味・関心のある事柄などからできるだけ多くの研究テーマを見つけさせ,それらの中から実現可能と思われるテーマをいくつか選ばせる。次にそれを選んだ理由,研究の進め方,研究の結果得られると予測できるものなどを順次課題探究ノートに記入させ,この作業を行うことにより,生徒に研究の内容や方向性をある程度理解させるようにしたい。
 これにより3年になってからの1年間の研究をイメージすることができ,3年での研究がより円滑に出来るようになると考えられる。

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