効果的な情報伝達(情報伝達には何が必要か?)

本時の目標

(1) テレビ局(放送メディア)において、効果的に情報を伝達するためどういう努力や工夫がなされているのか
   を考え理解する。

(2) 効果的な情報伝達を行う上においては、5W1Hに心掛け、それぞれの状況に応じた情報伝達手段
   を選択することが大切であることを理解する。

授業展開例 1限目 2限目 3限目 4〜6限目
段階 学習活動 指導上の留意点 評価
導入
5分
・伝言ゲームなどを例にあげ、情報は的確に伝わりにくいことや(特に複雑な内容)、情報が的確に伝わらない原因がどこにあるのかを考えさせる。

・放送や新聞などで、ニュース原稿を書く時に基本となるのが、『5W(ごダブリュー)1H(いちエイチ)』であることから、情報を的確に伝えるためには、何が必要であるのか考える。
・実際に伝言ゲームをさせてみてもよい。

・テレビ放送局のアナウンサーの仕事を例に挙げ、テレビの画面を通して、相手に的確に情報を伝えるために、どういう努力をしているのかについて触れる。 
 
展開
40分
福島中央テレビのHPhttp://www.fct.co.jp/zoomfct/news/5w1h.html
の中で、ニュースができるまでというページがあるので、それを閲覧して、実際にニュースが報道されるために、どういう過程を経ているのかや、アナウンサーや取材される人がどういう心構えで仕事をされているのか等について調べる。その中で、情報を発信する為又、情報を的確に伝達するために何が必要なのか考える。

 放送や新聞では、ニュースをわかりやすく伝えるために、ある工夫をしている。普通(ふつう)の文章では『起(き)・承(しょう)・転(てん)・結(けつ)』『序論(じょろん)・本論(ほんろん)・結論(けつろん)』などといって、結論を最後(さい ご)に書くことが多いが、ニュースの場合は、まず、リードという形で先に結論を短く書き、そのあとにくわしい内容(ないよう)を書く工夫をしていることなどを理解する。
・今日のマスメディアにおいては、気を付けて見ていると、営利主義から差別や偏見を助長するような報道もあり(一部週刊誌やテレビ報道等)、情報の倫理性や、信憑性といった(何か偽で何が真なのかわかりづらい)現代の高度に発達した情報化社会における問題点についても触れる。

トラブル事例のページにあ
 る県内のチェーンメールの
 事件等についても触れる。 
・福島中央テレビのHPを閲覧して、テレビ局(放送メディア)が効果的な情報伝達をするために、どのような工夫をしているのか情報を収集することができる。
(関心・意欲・態度)
[行動・観察]
・友人に、学校までの道のりを聞かれた時にどういう情報伝達手段を使って、どのように教えるのかを考えさせる。

・5W1H(時と場合など)により、情報伝達手段が、それぞれ違ってくることを理解し、それぞれの特徴に応じて情報伝達手段を使い分けることが効果的な情報伝達につながることを理解する。

情報伝達のプリントを記入する。
5W1Hによる情報伝達パターンのプリントを
 記入する。

※情報伝達の様々な手段の例を考える。
   ・プリントを通して伝達状況に応じて、情報伝達手段をどのように設定しなければいけないのか考えることができる。
(思考・判断)
[学習プリント]
まとめ
5分
・効果的に情報を伝達するためには、伝達状況に適した提示方法を工夫する必要があることを理解する。・プリントを提出する。   ・効果的に情報を伝達するためには、伝達状況に適した提示方法を工夫する必要があることを理解する。(知識・理解)
[学習ノート] 

情報伝達  情報伝達    5W1Hによる情報伝達パターン@ 5W1Hによる情報伝達パターンA

5W1Hによる情報伝達パターン