相手や目的に応じて分かりやすく書いたり、取り上げた事実や事柄、課題についての自分の考えを明確にして書いたりすることに課題がある。

[中学2年生 大問2の二] ○ 問題の概要

○ 解答状況
「おおむね達成」の期待正答率45.0に対して、正答率は25.1であり、19.9ポイント下回った。答えとして求められていることについて、内容とレポート形式という答え方の2段階に分けて思考を整理することや、2文という条件に合わせて書くことに、課題がある生徒が多いためと考えられる。
○ 指導法改善の手立て
与えられた条件を踏まえた思考の道筋を示すことが大切である。この問題では次の3ステップが考えられる。
1、何を書くのか
テーマ設定の理由
2、構想メモをもとに2文で
①梅雨の時期体調を崩した
②医者から体力が落ちていて、朝食を食べているかの確認
3、指定された形(レポート形式、2文で)
「このことから、朝食と体力との関係を詳しく調べようと思った。」に続く形で、2文で書く。
以上のことを、ステップ毎に丁寧に押さえていく必要がある。
[中学2年生 大問2の四]
○ 問題の概要

○ 解答状況
「おおむね達成」の期待正答率40.0に対して、正答率は32.0であり、8.0ポイント下回った。文章や図表などから、何が書かれているかを読み取り、読み取ったことを基に、自分の考えをもつ。最後に、自分の考えを、条件に合わせて文章に書くということに、課題がある生徒が多いためと考えられる。
○ 指導法改善の手立て
与えられた条件を踏まえた思考の道筋を示すことが大切である。この問題では次の3ステップが考えられる。
1、何が書かれているのか
レポートの中にある調べた内容(1)から(3)までが、それぞれ何が書かれているかを読み取る。
その際、文章だけでなく、図表などを読み取る力も問われてくる。
2、読み取ったことを基に、自分の考えをもつ
1で読み取った傾向を基に、今後どうすればよいか考えをもつ。
3、考えたことを、条件に合わせて書く。
条件に合わせて、分かりやすく書く。
以上のことを、ステップ毎に丁寧に押さえていく必要がある。 |