「児童生徒一人一人が居心地のよさを感じる学級集団づくり」について提案します! |
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B 児童生徒の学級生活の満足度 | ||||||||||||
◆学級生活の満足度 (「いごこちのよいクラスにするためのアンケート」より) | ||||||||||||
「いごこちのよいクラスにするためのアンケート」前半の項目の合計得点である「承認得点」は、児童生徒の存在や行動が、級友や教師からどのように承認されているかを示しています。また、後半の項目の合計得点である「被侵害得点」は、不適応感やいじめ、冷やかしなどを受けていないかを表しています。「被侵害得点」を図る質問項目は逆転項目になっておりで、点数が低いほど侵害を受けていないということになります。実施する際には、児童生徒が間違えて回答することのないように、声掛けをするなどの配慮が必要です。 「承認得点」と「被侵害得点」の2つから、4群に分類することができます。 以下に、それぞれの群にプロットされた児童生徒たちの特徴と対応例を挙げます。 |
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◆学級生活満足群にプロットされた児童生徒 → 「承認得点」が高く、「被侵害得点」は低い | ||||||||||||
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図3−7 学級生活満足群にプロットされた児童生徒の特徴と対応例 | ||||||||||||
◆非承認群にプロットされた児童生徒 → 「承認得点」が低く、「被侵害得点」も低い | ||||||||||||
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図3−8 非承認群にプロットされた児童生徒の特徴と対応例 |
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◆侵害行為認知群にプロットされた児童生徒 → 「承認得点」が高く、「被侵害得点」も高い | ||||||||||||
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図3−9 侵害行為認知群にプロットされた児童生徒の特徴と対応例 |
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◆学級生活不満足群にプロットされた児童生徒 → 「承認得点」が低く、「被侵害得点」は高い | ||||||||||||
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図3−10 学級生活不満足群にプロットされた児童生徒の特徴と対応例 | ||||||||||||
◆このような位置にプロットされた児童生徒はいませんか? | ||||||||||||
図3−11のT〜Vにプロットされた児童生徒には以下に挙げたような可能性がないか、丁寧に日常観察を行います。気になる様子があるときは個別面接を行うなど、早急に対応することが大切です。 | ||||||||||||
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図3−11 プロットの位置から日常観察を要する児童生徒 | ||||||||||||
◆2つのアンケートの結果がアンバランスな児童生徒はいませんか? | |||||
「やる気のあるクラスにするためのアンケート」結果と「いごこちのよいクラスにするためのアンケート」の結果とを照らし合わせることで、その児童生徒を分析的に理解することができます。 | |||||
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