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〈本時の実践例〉 5/9

 
(1) 目標 
 ○ 筆者の絵の見方や「読み取ったことや感じたことを表す表現」を基にして自分の言葉で絵を読み取り、交流することで自分の考えを広げたり深めたりすることができる。 【C読むこと(1)オ】
(2) 指導の実際  
学習活動
        ○指導上の留意点  ■ICTの活用
        ●形成的評価とそれに基づく支援
1 前時の学習を振り返り、本時のめあてを確認する。

絵を見て読み取ったことをもとにして、自分の言葉で絵を評価しよう
○ これまでの学習を振り返らせた後、学習計画を見て本時の学習のめあてを確認させる。
2 これまで学習してきた筆者のものの見方や筆者が使っている「読み取ったことや感じたことを表す表現」を想起する。
 
○ 3時目で作成した「読み取ったことや感じたことを表す表現」の一覧表を提示し、絵を評価する観点として次の2点を示す。
  @絵から想像したり感じたりしたこと
  A絵のすばらしいところ
3 1枚の絵(教材文で示されている場面とは違う『鳥獣戯画』の場面の絵)を見て、自分なりの言葉を使って絵を評価し、話し合う。

・一人で絵を評価する。

《一人で絵を評価しているときのワークシート》









・少人数で交流する。

《少人数で交流しているときのワークシート》

・全体で交流する。
■ 1枚の絵(教材文とは違う『鳥獣戯画』の絵)の画像を、電子黒板等を用いて提示し、全体を見せたり一部分を見せたりしてイメージをつかませる。

○ 児童が評価をしやすいように、絵や評価語彙、学習活動の流れを入れたワークシートCを準備し、それぞれについて、説明をする。
@
  絵から想像したり感じたりしたこと
ワークシートCの「想像したり感じたりしたことを伝える言葉」を参考にする。
  黄緑色の付箋に書く。
A
  絵のすばらしいところ
  ワークシートCの「絵をほめる言葉」を参考にする。
  黄色の付箋に書く。


○ 「見る場所や方法を表す言葉」についても説明し、様々な見方ができることを確認させる。
● 着目する観点が分からない児童には、絵を評価する観点(@絵から想像したり感じたりしたこと、A絵のすばらしいところ)を示したカードを参考にさせたり、モデルを示したりする。
● 何を評価すればよいか分からない児童に対しては、絵の一部分を見るのか、全体を見るのかを決めさせ、そこから考えたことを書かせるようにする。

○ 
三人(または四人)での交流のときには、大きめの絵を一枚準備し、それを使って話合いが進められるようにする。
○ 絵のどんなところに着目し、どんな評価の言葉を使ったかを交流させるようにする。
● 机間指導をしながら話合いの観点がずれていないかを確認し、修正する必要がある場合は、アドバイスをする。







○ 発言の中で、これまで学習した「読み取ったことや感じたことを表す表現」が出てきたときは、一覧表やワークシートCに載っている評価語彙で確認し、新たな言葉が出てきたときは、付け加えて提示する。

4 話し合ったことを基に自分の評価に付け加えをする。
○ 交流したことで、自分の見方や考えが広がったり深まったりしたことが視覚的に分かるように、色の違う付箋で付け加えをさせる。

【評価】ウ-2
絵を見て読み取ったことを基に絵を評価し、交流することで自分の考えを広げたり深めたりしている。
[観察、ワークシートや付箋の記述内容]

 

評価の実際


5 様々な場面で使われている「読み取ったことや感じたことを表す表現」を見付ける。 ■ 児童が興味をもてるような画像を電子黒板等で紹介し、その画像を評価している文章(本の帯やコンサートのちらしなど)を使って、「読み取ったことや感じたことを表す表現」を見付けさせる。
○ 
詩や俳句の鑑賞、音楽の鑑賞などにも使われていることを紹介する。
6 本時の振り返りをして、次時の学習を確認する。 ○ 次時から、自分の選んだ絵を使って解説文を書くことを学習計画表で確認させる。
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