基礎的・基本的な知識・技能の習得と数学的な思考力・判断力・表現力の育成を目指します!

数学的活動を取り入れた授業モデル 

   

単元「図形の調べ方」の小単元「角と平行線」(3時間)における数学的活動を取り入れた授業モデルです。
  下の授業展開案を授業にご活用ください。

 

単元 図形の調べ方 (啓林館)   

 1 平行と合同

  【・1・ 角と平行線】   全3時間

 

1/3

ねらい
  ・ 対頂角について調べ、その特徴を考えようとする。

・ 対頂角が等しいことを説明することができる。

・ 対頂角の性質を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・錯視について、教科書に載っていない図形を見て考える。   
・教科書70〜71ページの「とびらのページ」について考え、平行や合同について復習を行う。
・本時の課題「2つの直線が交わるときにできる角について考えてみよう」を知る。
 
 
 
見通す
■数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
・交わる2直線の交点の周りにできる角について、どんなことがいえるかを予想する。
練り合う
■数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
・交わる2直線をいろいろ引いて、交点の周りにできる4つの角の大きさを測る。
・なぜ向かい合う角の大きさは等しくなるのかを考察する。
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・自分で考察したことをグループの中で説明し、他の意見を書き加える。
・グループで話し合ったことを基に、全体に伝える。
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・1点で交わる3直線において対頂角をとらえ、わかっていない角の大きさを計算で求める。
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・対頂角の定義と、対頂角の性質をまとめる。

2/3

ねらい

・ 2つの直線に1つの直線が交わり、2つの直線が平行なとき、どんなことが言えるか考え
    ようとする。

・ 同位角,錯角について位置関係を理解する。

・ 平行線と同位角の関係について理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・対頂角について復習する。
・本時の課題「2つの直線に1つの直線が交わり、2つの直線が平行なとき、どんなことが言えるかを考えてみよう」を知る。
 

見通す
・2点で交わる3直線において、同位角、錯角を定義し、角の位置をとらえる。
練り合う
■数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
1組の三角定規を使って平行な2直線を引き、平行線と角の関係を導き出す。
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・平行線と同位角を見つけて、分かっていない角の大きさを求める。
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・平行線の性質、平行線になる条件についてまとめる。
・対頂角、同位角、錯角のとらえ方についてまとめる。

3/3

ねらい

・ 平行線と錯角の関係について調べようとする。

・ 平行線と錯角の関係について理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント
つかむ
・対頂角、同位角、錯角の位置関係について、小テストに取り組み、復習する。
・本時の課題「2つの直線に1つの直線が交わり、できる同位角や錯角が等しいとき、どんなことが言えるか考えてみよう」を知る。
 
見通す
■数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
・具体的な角度を求めることで、錯角が等しいことに気付く。
・「平行線と錯角」の関係について、「根拠となることがら」を考えながら導く。
練り合う
■数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
・「平行線になる条件」について、「根拠となることがら」を考えながら、説明する。
・自分で考察したことをグループの中で説明し、他の意見を書き加える。
・グループで話し合ったことを基に、全体に伝える。
深める
■数学的活動 〔発展的に考える活動〕
・練習問題を解く。
まとめる
■数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
・平行線の性質、平行線になる条件についてまとめる。

Copyright(C) 2009 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved.

最終更新日: 2010-02-24