プロジェクト研究 道徳を通して培う情報モラル

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実践9 授業記録 道徳               実践事例一覧 > 実践9 > 実践2 授業記録

実施学年 中学校3年

主題名 思いやりの心  2−(2)感謝・思いやり

資料名 「救われた気持ち」 (自作資料)

ねらい 人と人とのつながりの大切さを理解することで,相手を思いやったコミュニケーションを取ろうとする心情を育てる。

授業記録 をクリックすると動画,をクリックすると静止画を見ることができます。
教 師 の 発 問
◎は中心発問  ☆は情報モラルに関わる発問
生 徒 の 反 応
○今日は新聞を持ってきています。この新聞は平成17年4月26日の新聞です。だから,25日の出来事が載っています。兵庫県で大きな列車事故がありました。   
○今回の話の中心は,阪本朋子さんというピアニストの方です。阪本さんは事故が起こったとき,この列車の3両目に乗っていたそうです。

●『救われた気持ち』の範読(範読途中で質問を適宜入れる)
 
○阪本さんが助け出されたとき,ふと気付くと携帯電話が落ちていました。阪本さんは,その携帯電話を使って家族や勤務先に連絡を取りました。  
○拾った携帯電話に多くの人から見知らぬ持ち主へ電話が掛かってきましたが,阪本さんは返答する気力もありませんでした。  
○そんなとき,拾った携帯電話に「母さん」という表示が出ました。この「母さん」という表示を見たとき,阪本さんはどんなことを思ったでしょうか。

●ワークシートの配布
●ワークシート記入
 
○では,聞いてみたいと思います。 ・電話に出たら,お母さんが電話の持ち主がどこに行ったかもっと心配する。
・電話の持ち主が近くにいないことを伝えるかどうか迷った。
・電話の持ち主のお母さんが心配している。電話に出よう。
○勝手に人のものを持っていたのですが,勇気を出して電話に出ると,そのお母さんからこの携帯電話をどうぞ使ってくださいと勧められたのです。そのときの阪本さんの気持ちを考えてください。 ・勝手に人のものを使っていたのに「どうぞ使ってください。」と言われて,とても安心した。
・心の広いお母さんだったので,安心した。
☆直接お礼に行こうと思った阪本さんの気持ちを考えましょう。
☆杖をつきながら,移動しないといけないという状況の中,直接お母さんにお礼を言いに行かれた。そのときの阪本さんはどんなことを思っただろう。 ・自分の命を救ってくれた携帯電話の持ち主にしっかりとお礼を言わなければいけないと思ったと思います。
☆電話とかではだめなの。どうして。 ・心が伝わらないからです。
・携帯電話を使わせてもらったお礼を直接言いたかったと思います。
○お礼に行った先で,事故当時,阪本さんの隣に倒れていた青年と出会った。実はその青年が携帯電話の持ち主だったのです。  
◎阪本さんとこの青年が再度出会うのですが,なぜ阪本さんとこの青年は再会することができたのでしょうか。 ・阪本さんが携帯電話を拾ったから。
・お母さんの心が優しかったから。
・思いやりがあったから。
○だれに思いやりの気持ちがあったの。 ・二人です。阪本さんと青年です。
・お互いに相手のことを心配していて,その強い気持ちがあったからだと思います。
○相手のことを思いやる気持ち,この気持ちというのが再会をさせたのではないだろうかということですね。  
○夏休みに阪本さんと直接会って,インタビューしてきたので,そのときのビデオを見てください。

●ビデオ視聴(阪本朋子さんへのインタビュー) 
 
<教師の説話>
 阪本さんは,今回のインタビューで,次のような話をしてくださいました。救助をするために車両の中に入られたレスキュー隊の方の話です。
 事故があって,随分たつけれども未だに携帯電話の音が耳から離れないそうです。事故にあった人を助けるために車両の中にいたら,携帯電話が鳴り出した。また,1台鳴り出した。また,1台鳴り出した。あちらこちらで携帯電話の音が鳴り響いた。でも,だれも出ることはない。
 電話の相手は,知人かもしれないし,肉親かもしれない。列車に乗っていたであろう人のことを思って何とか連絡を取ろうと思うその気持ちが携帯電話の音とともに感じられて,携帯電話の音をいつまでも忘れることができないそうです。 

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