つくりだす喜びを味わう児童を育てる図画工作の授業を提案します!! |
(1) 研究の成果 | |||||||||||||
○ 共同してつくりだすよさを感じ取れる題材を開発し、出会わせ方や教具等を工夫しました。 |
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○ 形や色、イメージなどを視点とした交流活動の場を設定しました。 |
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児童がつくりだす喜びを味わうためには、「発想や構想の能力」と「創造的な技能」を高めることが大切であると考 え、製作過程に形や色、イメージなどの〔共通事項〕を視点とした少人数の交流活動を取り入れました。児童は、話 合いをする中で様々な表し方があることに気付いたり、アドバイスを基にイメージを膨らませたりして製作を進める ことができました。 構想の段階での交流活動では、アイデアスケッチについて話し合わせました。アイデアスケッチの交流は、その 後の製作へ大きな影響を与えることが分かりました。イメージが膨らまず、アイデアスケッチが一人でかけない児童 にとって、大変有効な活動でした。 製作途中の交流活動では、製作中の工夫や悩みについて話し合わせました。友達から製作の頑張りを認めて もらって自信をもったり、友達の表現からよさを見付けて新たなことを思い付いたりすることで、意欲的に製作する ことができました。 個人の製作後の交流活動では、作品のよさについて話し合わせました。お互いの頑張りを認め合い、自信をも たせることができました。友達からの「ほめほめカード」を嬉しそうにワークシートに貼る姿も見られました。 また、授業が進むにつれ、児童が形、色、イメージに関する発言や記述を多くするようになりました。児童が、形や 色、イメージにこだわって製作し、自分のイメージに合うよりよい表現を工夫することができたと考えます。 形や色、イメージなどを視点とした交流活動によって、児童の「発想や構想の能力」と「創造的な技能」が高まり、 そのことによって、児童は、思いどおりにつくる満足感、つくりだす喜びを味わうことができました。 |
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(2) 研究の課題 |
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本研究では、「作品共同型」の題材を開発し、児童が様々な技法を試しながら自分のイメージに合う方法を選択 して製作しました。イメージにぴったり合う方法を選んだ児童が多かったですが、中には、ただひたすら様々な技法 を試しているだけの児童もいました。 そこで、低学年のときから、その学年に応じた技法を習得させる必要があると感じました。そして、様々な技法の 中から、児童が選択できるような指導について、6年間の系統性をもって取り組んでいくことが大切だと考えています。 |
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4 参考文献・参考資料 |
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