これからの算数科学習指導について提案します!

 小学6年  「拡大図と縮図」   6/8時の学習プラン 
         〜
一つの点を中心にして五角形の拡大図のかき方を考えよう
  1 本時の目標
   ○  一つの点を中心にして拡大図をかくことができる。
 
【数量や図形についての技能】 
     
  2 算数的活動について
    (ア)表現する活動として、 一つの点を中心にした拡大図をかかせる。
    (イ)説明する活動として、 拡大図、縮図の性質を基に一つの点を中心にした拡大図のかき方を説明
    させる。
     
  3 本時の展開
 
過程
学習活動
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎)
つかむ
 本時の問題を知り、課題をとらえる。

[問題]

五角形アイウエオの2倍の拡大図、五角形カキクケコをかきましょう。

これまでに学習した合同な三角形のかき方や、一つの点を中心にしたかき方を振り返る。

本時は、どのようなかき方でかけそうかを問い、一つの点を中心にした拡大図のかき方に焦点化する。


1つの点を中心にして五角形の拡大図のかき方を考えよう
見通す
 解決の見通しをもつ。
 
《予想される児童の考え》
・コンパスを使う。
・対角線を上手に引く。
・1つの点を中心に取る。
児童には、中心の点を教師が書き込んだワークシートを配布する。
一つの点を中心にした拡大図のかき方を振り返り、児童から「中心と他の頂点を直線で結ぶ」などの言葉を引き出す。
自力解決
 自力解決をする。
 
《予想される児童の考え》
@ 中心となる点から各頂点を直線で結ぶ。
A コンパスで2倍になる場所に点をとる。

B 2倍になる場所にとった点どうしを直線で結ぶ。


一つの点を中心にして、拡大図をかかせる。 (ア) 
2倍に拡大した図をかいたシートを準備しておき、できた児童が確認できるようにしておく。

一つの点を中心にして拡大図をかくことができる。  
【数量や図形についての技能】[ノート]

活動が停滞している児童には、一つの点を中心にした拡大図の作図のしかたを振り返らせる。

学び合い
 自分の考えをグループでお互いに説明し合う。
作図した図形を見せながら説明し合う


一つの点を中心にした拡大図のかき方を説明させる(イ)
作図した図形もとに説明させ、かき方が間違っていないかもお互いに確かめさせる。

 考えたことをグループの代表が発表し、全体で話し合う。
《発表した児童の考え》

一つの点を中心にした多角形の拡大図の作図にも、既習の拡大図・縮図の性質を活用していることを確認する。
まとめる
 本時の学習をまとめる。
 一つの点を中心にして多角形の拡大図もかくことができる。


 振り返り問題を解く。

[問題]

下の六角形アイウエオカの2倍の拡大図をかきましょう。


 本時の学習を算数日記にまとめる。
  《児童が実際に書いた算数日記の例》

三角形を基にしながら一つの点を中心にして、多角形の拡大図をかいたことをまとめる。



中心になる点を取らせ、六角形の拡大図をかかせる。
中心になる点をどこに取っても2倍の拡大図をかくことができることをいくつかの拡大図を紹介して気付かせる。







   
授業で分かったことや感想、これから気をつけたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする。
 
   

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