これからの算数科学習指導について提案します!

 小学6年 「場合を順序よく整理して」  3/7時の学習プラン 
             〜 走る順番は、全部で何とおりできるか考えよう
  1 本時の目標
    並べ方について、落ちや重なりがないように数える方法を筋道を立てて考えている。      【数学的な考え方】
    並べ方について、図を用いて落ちや重なりがないように数えることができる。    【数量や図形についての技能】
  2 算数的活動について
 
(ア)
探究的な活動として、 落ちや重なりがないようにして走順を調べる活動を通して、並べ方の意味をとらえさせる。
 
(イ)
表現する活動として、 並べ方を図を用いてわかりやすく表現させる。
  3  本時の展開
 
過程
学習活動
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎)
つかむ
 本時の問題を知り、課題をつかむ。
[問題]
あきらさん、かつやさん、さとしさんの3人でリレーのチームをつくります。
あきら
-
かつや
-
さとし
さとし
-
かつや
-
あきら
かつや
-
さとし
-
あきら
あきら
-
さとし
-
かつや
かつや
-
あきら
-
さとし
(1)あきらさんは、上のような順番を考えました。3人の走る順番は全部ありますか
(2)3人の走る順番を全部かきましょう。何とおりありますか。
問題文を提示する際には、イラストを使って、題意をとらえやすくする。
(1)の問いを通して前時までの問題との違いに気付かせる。
走る順番は、全部で何とおりできるか考えよう。
見通す
 解決の見通しをもつ。
  ネームプレートを用いてあきらさんを第一走者にした場合の並べ方を考える 。 (ア)
   
ネームプレートを用いることで、並べ方を考えやすくさせる。
ネームプレートを用いて、並べ方を調べさせる。 (ア)
ネームプレートを用いて、並べ方を表す時の参考にさせる。
自力解決
 自力解決をする。
  並べ方の場合のまとめ方を参考にしながら図で表す。 (イ)


並べ方を考えるときは、名前を記号化して表すことで調べやすくなることを実感させる。
教科書P27の並べ方の表し方を参考にしながら図で表すようにさせる (イ)
◇並べ方について、落ちや重なりがないように数える方法を筋道を立てて考えている。
【数学的な考え方】[ノート]
学び合い
 自分の考えをペアで説明し合う。
  ・ノートを見せながら、自分の考えを説明する。
自分が調べた方法をノートを見せながらペア同士で説明させる。
自分の表現方法と似ているところ、違うところ、友だちの表現方法のよいところ、分かりやすいところに気付かせる。
 全体で話し合う。
  ≪児童が実際にノートにかいた考え≫
調べた方法を、黒板に図や表などで表しながら全体の場で説明させる。
並べ方を表す時には、並べ方を順序よく整理して図(樹形図)に表すことで、落ちや重なりがないように数えることができるよさを実感させる。
まとめる
 本時の学習をまとめる。
   ・ 並べ方を考えるときには、図(樹形図)をかくと分かりやすい。
 振り返り問題を解く。(教科書P27AB)
 本時の学習で学んだことを算数日記に書く。
≪児童が実際に書いた算数日記の例≫
   
図(樹形図)を用いて表し、並べ方を順序よく整理するよさを確認させる。
◇並べ方について図を用いて落ちや重なりがないように数えることができる。       
         【数量や図形についての技能】
[ノート]
授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする
 
 
 
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