これからの算数科学習指導について提案します!

 小学6年 「場合を順序よく整理して」  2/7時の学習プラン 
             〜 ハンカチの組み合わせは、全部で何とおりできるか考えよう
  1 本時の目標
    組み合わせについて、落ちや重なりがないように数えることができる。  【数量や図形についての技能】
  2 算数的活動について
 
(ア)
作業的・体験的な活動として、 色紙を用いて、貼り替えながらハンカチの組み合わせを調べさせる。
 
(イ)
表現する活動として、 落ちや重なりがないように、図や表を用いて分かりやすく表現させる。
  3  本時の展開
 
過程
学習活動
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動(◎)
つかむ
 本時の問題を知り、課題をつかむ。
[問題]
赤、白、黄、緑の4種類のハンカチがあります。このハンカチのうち、3種類を組にして箱に入れます。ハンカチの組み合わせを全部かきましょう。何とおりできますか。
問題文を提示する際には、色紙を見せて題意をとらえやすくする。
ハンカチの組み合わせは、全部で何とおりできるか考えよう。
見通す
 解決の見通しをもつ。
  ・ 色紙を用いて、貼り替えながらハンカチの組み合わせを調べる 。 (ア)
組み合わせを調べる見通しをもたせるため、既習の経験(組み合わせを図や表で表したこと)を振り返らせる。
色紙を用いて、貼り替えながらハンカチの組み合わせを調べさせる。 (ア)
自力解決
 自力解決をする。
  ・  ハンカチの組み合わせを落ちや重なりがないように図や表を用いて調べる (イ)


落ちや重なりがないように図や表で表現させる
                            
(イ)
学び合い
 自分の考えをペアで説明し合う。
  ・  ノートを見せながら、自分の考えを説明する。
自分が調べた方法をノートを見せながらペア同士で説明させる。
自分の表現方法と似ているところ、違うところ、友だちの表現方法のよいところ、分かりやすいところに気付かせる。
 全体で話し合う。
  ≪児童が実際にノートにかいた考え≫
   
   
調べた方法を、黒板に図や表で表しながら全体の場で説明させる。
選ばないものに×を付けて表すように指導し、表に表させたり、言葉で説明させたりして、この考えのよさを感じさせる。
組み合わせについて、落ちや重なりがない数えることができる。
【数量や図形についての技能】[ノート]
まとめる
 本時の学習をまとめる。
   ・ 1つを残して組をつくる場合には選ばないもの
  に×をつけていく方法が簡単でわかりやすい。

 振り返り問題を解く。(教科書P26C)
 本時の学習で学んだことを算数日記に書く。
≪児童が実際に書いた算数日記の例≫
組み合わせでは何種類のうち何種類を選ぶかに着目させる。そして、見方を変えて選ばれないものに着目するとよいことに気付かせる。
図や表を見て、5種類から4種類を選ぶということは、5種類から1種類を除いたことと同じ意味をもつことやそう考えた方が簡単であることに気付かせる。
授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことやさらに調べてみたいことなどを書かせるようにする
   
 
 
 
 
Copyright(C) 2012 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved.