平成20年３月に示された新しい学習指導要領では「聞くこと、話すこと、読むこと、書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う」ことが示されました。このことは、小学校における外国語活動（英語活動）ではぐくまれた素地の上に、４技能をバランスよく指導していくことの重要性を意味しています。これまでの「聞くこと」「話すこと」に重点を置いた指導から「読むこと」「書くこと」の指導とのバランスを図り、４技能「聞く・話す・読む・書く」を関連付けながら、総合的にそれらの育成を図ることが求められているのです。
  本研究では、佐賀県学習状況調査で課題となっている「書くこと」の指導の充実を図り、「書くこと」を中心として、他の技能と関連付けた英語科の学習指導の工夫について研究を行いました。
具体的には、
�@　３分間で毎日取り組める「ライティングノート」のテーマ例
�A　生徒が英作文を書く際の参考となるような手引き「英作文のコツ」
�B　４技能を関連付けた言語活動
�C　書くことを中心に４技能を関連付けた授業実践
以上の４点を提案していますので、ぜひお役立てください。