新学習指導要領で求められている中学校英語科学習指導を提案します! |
第2学年 英語科 実践事例 3 |
1 単元名 Speaking Plus2 電話の会話 -取り次ぎをたのむ- (New Horizon English Course 2) |
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2 指導計画 (全1時間) |
第1時 |
電話での取り次ぎ表現を身に付ける。 [本時]1/1 |
3 単元の評価規準 |
コミュニケーションへの 関心・意欲・態度 |
表現の能力 | 理解の能力 | 言語や文化についての 知識・理解 |
積極的にモデル対話を読んだり、その応用文作成に取り組んだりしている。 |
基本表現(May I speak to〜?)の活用ができる。モデル対話の応用ができる。 | 基本表現(May I speak to〜?)を理解している。 | 電話特有の表現を理解している。 |
4 本時の目標 | |
○ |
電話の応答で、「〜さんをお願いします(May I speak to〜?)」と取り次ぎを頼む表現が使えるようになる。 |
○ |
電話で友達を誘う場面の会話を考え、既習事項を生かしてオリジナルの内容や表現を考えることができる。 |
5 本時の指導過程(1/1時) |
過程 | 学習活動 | 教師の支援 | 評価と その方法 |
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導
入 |
1 |
Greetings | ・元気よくあいさつをする。 また、必要に応じてはっきりした大きな声で読むように促す。
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2 |
Review (1)天気クイズ (2)ライティング活動 |
・教師は、生徒に新聞の天気予報を見せて、英語で質問をする。(天気クイズ) | ||
・天気クイズで学習した英文の中から、教師が指示した英文を「英語ライティングノート」に書き取らせる。 | 【関心・意欲・態度】 教師の英語による質問を積極的に聞き取ろうとしている。 (観察) |
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展
開 |
3 |
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・学習する英文を聞かせる。その後、大まかな内容について尋ね、答え合わせをする。 | |
・フラッシュカードを活用して新出単語を確認する。その中で、特に大事な単語、基本文は本時の中で覚えることができるように、「英語ライティングノート」を用いて、書く時間を保証する。(教科書Step1) | ||||
・CDや教師による発音の後につけて、リーディングの練習をさせる。その際、英語のリズムのとり方など教える。(リーディングワークシート) | ||||
・ペアで「リーディングじゃんけんクイズ」をさせる。その後、「列リーディング」をさせる。 | ||||
視点 4技能の関連 |
・絵美が電話でマイクを誘う部分の会話の内容を考えさせ、ワークシートに記入させる。(ライティングワークシート) | 【関心・意欲・態度、表現】 生徒自身の思いを発想豊かに英語で書こうとしている。(ワークシート) |
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ま
と め |
4 |
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・生徒が考えた会話の内容を英語で発表させる。数名に発表させた後、残りの時間いっぱい考えさせる。 | |
・ワークシートを集め、添削をして生徒に返却する旨を伝えて授業を終わる。また、返却されたら、ワークシート裏に正しい英文を清書しておくことを伝える。 |
○ |
本時に位置付けた「書く活動」の部分については、ピンク色で示している。 |
○ |
リーディングじゃんけんクイズとは、ペアでじゃんけんをして、一人が日本文を言い、もう一人がそれを英語で答える活動である。 |
○ |
列リーディングとは、 役割を決めて、その役になりきって英語で会話する活動である。 |
6 授業の考察 |
ライティングノートを取り入れるようになってからは、生徒の「書くこと」に対する抵抗がなくなってきた。毎時間の授業の中で、書く活動を始めようとすると、「Go
Go writing!」と言いながら、楽しみながら書くようになった。正しく書かせることは当然大切なことではあるが、まずは生徒が英語を書くことに対して抵抗をもっていれば、それを取り除くことがもっとも大切であり、楽しみながら書く中で、生徒の意欲を喚起しながら、適切な「書くこと」の指導を展開していくことが必要であると思った。 本時 の授業では「絵美がマイクを誘う部分の内容を書く」という活動を行った。「〜さんをお願いします(May I speak to〜?)」と取り次ぎを頼む表現を用いながら、電話での会話をすることが主な活動であるが、その会話の内容をあらかじめ、考えて書かせることで、会話の内容や表現がオリジナリティに富んだものとなり、単なるドリル学習による会話練習ではなく、今までの学習事項なども用いて様々な表現を工夫する生徒の姿が見られた。中には、ノートの中に記している既習の表現などを参考にしながら、英文を書いている生徒もいた。 |
※ 資料 | リーディングワークシート(PDF) | ライティングワークシート(PDF) | ||
生徒作品1 | 生徒作品2 | ![]() |
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最終更新日: 2010-03-23 |