1 単元名 「戦後の日本のあゆみ」 (平成19年12月実施,27名) |
|
![]() |
授業実践者:冨永和重 |
2 単元とその指導について |
3 単元の目標 |
○ ○ ○ ○ |
戦後の国内外の動きについて意欲的に調べ,よりよい社会の発展について自分の考えを表そうとしている。 (社会的事象に関する関心・意欲・態度) 高度経済成長における影響を多面的に考察し,その功罪を判断することができる。 (社会的な思考・判断) 教師が与えた資料や聞き取り調査を通して,自分の主張をまとめたり,討論を通して考えたことを論理的に文章にまとめたりすることができる。 (観察・資料活用の技能・表現) 戦後,我が国は平和的・民主的な国家になるために様々な改革を行ってきたことやその影響を理解することができる。 (社会的事象についての知識・理解) |
4 単元の計画 (全8時間) |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
5-@ 本時の学習指導 (7/8) |
(1) | 本時の目標 | |
○ ○ |
高度経済成長の功罪についての討論において,進んで発言し参加することができる。 (社会事象への関心・意欲・態度) 高度経済成長の功罪について討論を通して吟味することができる。(社会的な思考・判断) |
|
(2) | 本時の展開 |
児童の学習活動
|
教師の指導・支援 ※評価規準(評価観点)と【方法】
|
|||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 本時のめあてを確認する。
|
○ | 討論の勝ち負けではなく,高度経済成長が今日の日本のためによかったのかどうかを,討論を通して集団で思考することを確認する。 | |||||||||||||||
2 | それぞれの立場から立論を行う。 立論の様子(評価する側) ![]() 立論の様子(評価しない側) ![]() 【評価する側の議論の構造】 ![]() 【評価しない側の議論の構造】 ![]() |
○ | それぞれの立論が述べられた後,教師側で主張を分かりやすく解説する。![]() |
|||||||||||||||
3 | 作戦タイムを取り,反論を考える。![]() |
○ | 前もって準備していた反論が使えるか,また立論の中に新たに付け加えられた情報には信ぴょう性があるかなどの反論の視点を与える。 | |||||||||||||||
4 | それぞれの立場から反論を行う。 反論の様子(評価しない側) ![]() 反論の様子(評価する側) ![]() ![]() |
○ ※ |
児童の発言をカードに書いて黒板に掲示し,反論を目に見える形に残す。 自分の考えを膨らませて話すことができている。(思考・判断)【発言】 |
|||||||||||||||
5 | 作戦タイムを取り,再反論を考える。![]() |
○ | 児童が出した反論を教師側で類別し,どのような反論なのか確認していく。また,どのような点に再反論を行えばよいのかという再反論の視点を与える。 | |||||||||||||||
6 | それぞれの立場から再反論を行う。 再反論の様子(評価しない側) ![]() 再反論の様子(評価する側) ![]() ![]() |
※ ※ |
進んで自分の考えを発言しようとしたり,意欲的に活動に参加しようとしたりしている。(関心・意欲・態度)【発言・行動観察】 自分の考えを膨らませて話すことができている。(思考・判断)【発言】 |
|||||||||||||||
7 | 次時の見通しをもつ。 | ○ | 次時は本時の討論を生かして,戦後の高度経済成長を評価すること,また,その理由を文章で表現することを伝える。 | |||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||
5−A 本時の学習指導 (8/8) |
||||||||||||||||||
(1) | 本時の目標 | |||||||||||||||||
○ |
討論で吟味した高度経済成長の功罪を評価し,その評価理由を文章に表すことができる。
(社会的な思考・判断) |
|||||||||||||||||
(2) | 本時の展開 | |||||||||||||||||
児童の学習活動
|
教師の指導・支援 ※評価規準(評価観点)と【方法】
|
|||||||||||||||||
1 | 前時の学習を振り返る。 |
○ | 黒板に前時の討論の流れを掲示するとともに,児童の手元にも討論の流れをまとめたワークシートを配布する。 | |||||||||||||||
2 |
戦後の高度経済成長を評価する。 ○評価の手順 ワークシートF ![]()
![]() |
○ ○ ○ ○ ○ ※ |
討論での立場を離れて判断することを確認する。 100本中90本が当たりのくじと1本が当たりのくじのどちらを買うか考えさせる。
それぞれの主張がどの程度成立しているのか,またどの程度重要/深刻な問題なのかを考えさせるため,評価の手順を説明する。 判断は個人であるが,戸惑っている児童への支援のために,適宜グループ等での意見交換も行わせる。 第1次意思決定での評価を基準に,戦後の高度経済成長の功罪を評価させるようにする。 討論を振り返り,高度経済成長について評価する。(思考・判断)【ワークシート】 |
|||||||||||||||
3 |
説得力のある文章の作り方について考える。![]() |
○ | 例文を対比させることを通して,討論の流れを生かすことの有効性,具体例を入れることの有効性に気付かせる。
|
|||||||||||||||
4 | 評価理由を文章で記述する。 ワークシートG ![]() ![]() |
○ ※ |
評価をする際に自分が重要視した議論の流れ(主張から反論・再反論まで)に印を付けさせ,それにつなげて一連の文章として表現させる。その際,説得力を高めるために,なるべく具体的な例を出させる。 討論を振り返り,高度経済成長について評価する。(思考・判断)【ワークシート】 |
|||||||||||||||
5 |
単元全体を振り返り,「高度経済成長から学んだこと」というテーマで一言感想を書く。 | ○ | 自分たちの暮らしと経済の成長,環境の保護等を視野に入れさせ,短くまとめさせる。 |
※ 資料等 |
指導案![]() (指導案PDF版は,授業実施前に作成したものであり,本ページの指導案とは多少異なる) |
|
ワークシート@![]() |
ワークシートA![]() |
|
ワークシートB![]() |
ワークシートC![]() |
|
ワークシートD![]() |
ワークシートE![]() |
|
ワークシートF![]() |
ワークシートG![]() |
|
![]() |
6 授業の考察
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |