相談面接では,指導やアドバイスはできるだけしないようにしています。。
「どうしたらいいのでしょうか」「答えがほしい」と訴えられると,それがぐらつくこともあります。
が,何か言いたくなる気持ちを抑えて,
「今までしてきたことでよかったことはどんなことですか?」
「今できることは何でしょう?」
「ほかにできるとしたらどんなことがあるでしょうか?」などと尋ね,
相談者の方が自分で考えていかれるようにします。
「これでいいのだろうか?せっかくわざわざ来てくれているのに,相手は『何も言ってくれない』と,不満なのではないか」と,こちらが不安に思うこともあります。
しかし,こんな言葉を保護者の方がふと言われることがあります。
「ここで認めてもらえるから,がんばってこれました」
「『こうしなさい』とかは何も言われないけれど,話していくことで,いろんなことが自分で確認できます」
「こうして話すことで,気付いたことがたくさんあります」
「ここで聴いてもらうことで,私も救われています」
「落ち込んでいたけど,話をして元気が出てきました」
・・・そんな言葉に,「聴いてほしい」という相談者の方の思いを改めて感じました。
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