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○指導上の留意点 ■ICTの活用
●形成的評価とそれに基づく支援
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1 前時の学習を振り返り、本時のめあてを確認する。
本論部分を読み取り、筆者の説明の技について考えよう。 |
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○ 前時に書き出した「黒い部分」と「白い部分」に当てはまる言葉を確認しながら本論部分を読ませる。
○ 前時までに見付けた筆者の意見の述べ方の工夫(説明の技)を振り返り、本論にも筆者の説明の技があるかを考えていくことを伝える。

《前時までに見付けた筆者の説明の技》 |
2 「黒い部分」と「白い部分」に当てはまる言葉を整理する。

《ワークシート上で言葉を整理している様子》
【「黒い部分」の具体例】
・サッカー、ドッジボール、おにごっこ、なわとび
・グループの一つ一つ
・ひとりひとりのすがた など
【「黒い部分」の筆者の意見】
・テレビの送り手が集め、選び、編集してとどける情報
・ほんの一部
・だれにでも受け入れてもらえそうな、そのごく一部
・報道された事実
など |
【「白い部分」の具体例】
・広いグラウンド
・いろいろなグループ
・グラウンドいっぱいに広がっている全体 など
【「白い部分」の筆者の意見】
・世界じゅうの出来事や動き
・実際の出来事にふくまれるぼうだいな量の情報
・さまざまな出来事
・もっと重要な情報 など |
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○ 児童が選んだ言葉は、どちらの部分に対応するかを考えさせるために、事前に短冊に書き出して用意しておく。
○ 黒板に短冊を貼り、児童に実際に操作させ、話し合いながら整理していく。

《短冊を操作している様子》
○ 分かりやすく整理するために、筆者の意見と具体例の別、対応関係については、途中においても随時支援していく。
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3 筆者が「黒い部分」と「白い部分」の図を使って伝えたかったことをまとめる。
(例) テレビを見るだけで分かったつもりになるが、テレビからとどけられる情報は一部であり、報道されなかった事実の中には重要な情報もたくさんある。 |
● まとめられない児童には、筆者の考えが本文のどの部分に書いてあるかを確かめさせ、その部分を参考にしてまとめさせる。
■ 電子黒板等に児童のワークシートを映し出し、まとめたことを発表させ、筆者が図を使って伝えたかったことを全体で確かめさせる。
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4 筆者の意見の述べ方の工夫(説明の技)について考える。
・「説明の技」…図や具体例を用いる。
・「効果」…筆者の考えをより伝わりやすくする。 など |
○ p.104「このことを、分かりやすく」、p.105「もっと分かりやすく」などの表現を参考に、図や具体例の効果について考えさせる。
○ 図や具体例を用いて述べている部分を除いた文章を提示し、それらの効果について考えさせてもよい。
○ 自分の考えを納得させたり、より分かりやすく伝えたりするために、図や具体例を用いていることを押さえる。
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5 筆者の意見の述べ方の工夫(説明の技)についてまとめる。 |
○ ワークシートに記述させる。
【評価】イ−1
筆者の意見の述べ方の工夫(説明の技)として、図や具体例を用いていることを捉え、その効果を読み取っている。
[ワークシートの記述内容] |
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6 学習を振り返り,次時の学習に見通しをもつ。 |
○ 次時は資料部分について読み取っていくことを伝える。 |