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〈評価の実際〉 2/9  
○ 「『読む視点』に沿って読み、物語の内容を捉えることができる」という本時の目標を踏まえ、「視点に沿って読み取ったことをまとめる」という学習場面でのワークシートAの記述について、以下のような判定基準を設定しました。
評価規準
「おおむね満足できる」状況(B)
「十分満足できる」状況(A)
「努力を要する」状況(C)
「読む視点」に沿って読み、物語の内容を捉えている。 ・「読む視点」である(出来事)(結末)について、物語の内容に沿って正しく記述している。



(例)
◇(出来事)一月一日に自分が生まれた年にできた一セント玉を拾い、お願いがかなった。

◇(結末)友達のビクターとけんかしたけれど、なかなおりした。
・「読む視点」である(出来事)(結末)について、物語の内容に沿って正しく記述しており、(出来事)あるいは(結末)に、登場人物の気持ちやその変化を記述している。

(例)
◇(出来事)一月一日に自分が生まれた年にできた一セント玉を拾うと、三つのお願いがかなう。初めにお願いがかなったが、ゼノビア〈ノービィ〉は一セントにお願いしたからだとは思っていない。

◇(結末)ゼノビア〈ノービィ〉は、友達のビクターとけんかしてさびしくなり、一セント玉にビクターのことをお願いすると、ビクターが本当にもどってきた。
・「読む視点」である(出来事)(結末)について、正しく記述できていない。



(支援)
◆「三つのお願い」という題名に着目させ、どんなお願いをし、それがかなったのかどうか、「どんぴしゃり。お願いがかなった」をキーワードに再度読ませる。

○ 上記の判定基準に基づき、具体的には以下のように評価しました。
【児童1】
「おおむね満足できる」状況(B)の例
【児童2】
「十分満足できる」状況(A)の例
(時)(場所)(登場人物)については全体で確認し記述させているので、(出来事)(結末)の記述内容で評価の判定をします。
【児童1】は、(出来事)「ノービィが、自分が生まれた年にできた一セント玉を拾ってお願いをする。一つ目のお願いがかなった」、(結末)「ノービィが三つ目のお願いをいって、ビクターがもどってきた」と記述しています。
「読む視点」である(出来事)(結末)について、物語の内容に沿って正しく記述しているので、「おおむね満足できる」状況(B)と判断しました。
※(時)(場所)(登場人物)の記述については、【児童1】と同様に正しく記述されており、ここでは(出来事)(結末)の部分を抜粋して載せています。

【児童2】は、(出来事)「ゼノビアが生まれた年の一セント玉をひろい、おねがいをしたら、本当にかなった。けど、ゼノビアはしんじていない」、(結末)「ビクターとけんかをして、さびしくなったゼノビアは、『いい友達よ。もどってこないかな』というと、本当にもどってきた」と記述しています。
物語の内容に沿って正しく記述しているだけでなく、「ゼノビアはしんじていない」「けんかをして、さびしくなったゼノビア」など、登場人物の気持ちやその変化についても記述しているので、「十分満足できる」状況(A)と判断しました。
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