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2 研究の実際
(3) 学習評価
@ 学習評価の基本的な考え方
平成23年度から、小学校では新学習指導要領が全面実施となりました。新学習指導要領の趣旨を反映した学習評価の考え方については、平成23年11月に「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料」(以下、参考資料と表記)が国立教育政策研究所から示されています。
新学習指導要領の下での学習評価については、児童の「生きる力」の育成を目指し、児童一人一人の資質や能力をより確かに育むようにするため、目標に照らしてその実現状況をみる評価(目標に準拠した評価)を着実に実施し、児童一人一人の進歩の状況や教科の目標の実現状況を的確に把握し、学習指導の改善に生かすことが重要です。併せて、学習指導要領に示す内容が確実に身に付いたかどうかの評価を行うことが求められています。
A 学習評価の観点
○これまでと変わらず、学習指導要領の内容のまとまりに合わせた評価の観点となりました。「話す・聞く能力」「書く能力」「読む能力」を基礎的・基本的な知識・技能と「思考・判断・表現」とを合わせて評価とする観点として位置付けられました。
○新設された〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕については,「A 話すこと・聞くこと」「B 書くこと」「C 読むこと」の各内容のまとまりの中に関連する事項が含まれており,「言語についての知識・理解・技能」の観点として評価することとなりました。

国語への

関心・意欲・態度
話す・聞く能力 書く能力 読む能力

言語についての

知識・理解・技能
B 単元の指導計画を構想する際の評価規準の設定について
Aで述べた国語科の特徴を踏まえると、単元の指導計画を構想する際には、以下のように観点を絞った評価(例ア)を行うことが基本となります。単元によっては、2領域以上で構成する場合(例イ)もあります。これは、複数の領域を相互に密接に関連付けて指導することで、より高い指導の効果を得られる場合に限ります。
これまで多く見られた評価の観点(例)
  国語への関心・意欲・態度
  話す・聞く能力
  書く能力
  読む能力
  言語についての知識・理解・技能
 
 




これからの学習評価における観点(例)
(例ア) 国語への関心・意欲・態度
  読む能力
  言語についての知識・理解・技能
   
(例イ) 国語への関心・意欲・態度
  書く能力
  読む能力
  言語についての知識・理解・技能

 

C 学習評価の進め方と具体例
 

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